リオデジャネイロ五輪はこれを見逃すな① 池江璃花子7種目にエントリー これって多すぎないか?
日本競泳陣のリオ五輪でのエントリーが公表された。
先に100m自由形で53秒69の日本記録を出した池江璃花子は、最多の7種目に出場するという。
池江は4月の日本選手権で個人種目の100mバタフライに加え、400mリレー、800mリレー、400mメドレーリレーの代表権を手にしていたが、この4種目に加えて50m、100m、200mの自由形にエントリーする。
53秒69の記録は今季世界13位だが、ロンドン五輪の7位に相当する記録でもあり、自由形の個人種目でも十分世界で競えると判断されたのだろう。
一方、萩野公介は200m、400mの個人メドレー、200m自由形、800mリレーの4種目にエントリーした。
萩野と言えば、2013年のバルセロナの世界水泳で、7種目に出場したことを思い出す。
400m自由形2位
200m個人メドレー2位
200m背泳ぎ5位
800mリレー5位
200m自由形5位
400m個人メドレー5位
100m背泳ぎ7位
このときの萩野は18歳。8日間で7種目17レースを泳ぐにはまだ体力不足だったのだろうか、最も金メダルに近かったはずの400m個人メドレーでは5位に終わり、瀬戸大也が優勝した。
池江璃花子のチャレンジは素晴らしいと思うが、16歳という年齢を考えると少し負担が大きい気もする。
過去に五輪において最も多くの種目に出場した選手は誰か。
1984年ロサンゼルス五輪の緒方茂生氏。
100m自由形
200m自由形
400m自由形
400mリレー
800mリレー
の5種目に出場した。当時15歳。
緒方はバルセロナ五輪まで3大会で五輪出場を果たすが、一時期100mから1500mまでの自由形5種目すべてに日本記録を持っていたことがある。
この快挙は長い日本の競泳の歴史の中で、メルボルン五輪から東京五輪まで活躍した山中毅氏と緒方しかいない。
女子ではバルセロナ五輪の千葉すず氏。
100m自由形
200m自由形
400m自由形
400mリレー
400mメドレーリレー
の5種目に出場。
また4年後のアトランタでも
200m自由形
400m自由形
400mリレー
800mリレー
400mメドレーリレー
の5種目に出場した。
バルセロナが15歳、アトランタが19歳だった。