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August 17, 2016

史上初 体操で金メダルが獲れなかった中国

体操の種目別が終了し、今大会の体操競技は終了した。
今大会は歴史的な大会だったのではないか。
というのも常に体操競技の中心にいた中国がひとつの金メダルも獲れなかったのだ。

中国がIOCに復帰したのは1979年。
モスクワ五輪に参加しなかったから、夏季五輪は1984年のロサンゼルス大会がデビュー戦と言っても良い。
ロサンゼルス五輪は、ソ連や東ドイツがブルガリアといった体操強国が参加しなかった大会であり、金メダルは中国5個、米国5個、ルーマニア5個、日本3個と4か国に集中した。

団体、床、あん馬など4つの金メダルを獲った中国の李寧は、引退後、抜群の知名度を生かして自らの名を冠したスポーツウエアの会社LiNingを創業、リオ五輪でも中国以外の国で採用されているのを見かける。

中国は、ロサンゼルス五輪以降、すべての大会で多くのメダルを量産し続けてきた。
特にすごかったのが地元開催の北京五輪だ。
体操は男女合わせて14の種目で争うが、金メダルを実に9個、全部で14個のメダルを獲った。

が、それからわずか8年。
リオデジャネイロ五輪の中国は、僅かに男女の団体で銅メダルをそれぞれ獲ったに過ぎない。

Chinajapan

何があったのだろうか。
団体金の日本チームは、3回目の五輪出場だった内村航平以下、加藤凌平、田中佑典、山室光史の3人がロンドン五輪の経験者。
初の五輪は19歳の白井健三のみ。

一方の中国でロンドン五輪の経験者は27歳の張成龍のみ。
鄧書弟24歲、尤浩24歳、劉洋21歳、林超攀20歳の4人は初めての五輪だった。
この差が大きいのだろう。

日本はただでさえ、2015年の世界体操選手権で37年ぶりに優勝し、リオ五輪でも優勝できると審判に印象づけられていた。

体操の予選で日本チームがミスを重ねて4位だったことは記憶にまだ新しいが、決勝では大きなミスは山室のあん馬のみにとどめた。

日本の最終種目だった床が圧巻だった。
演技をした3選手の得点は、白井健三16.133、内村航平15.600、加藤凌平15.466。
これは団体決勝の床に出場した24選手の1~3位を独占しているのだ。


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