ATPワールドツアー•ファイナルの会場はロンドン五輪のバスケット会場
ATPワールドツアー•ファイナルが始まり、日本から参加している錦織圭は、英国のアンディー・マレーに惜敗した。
この模様は、昨夜NHKBSなどで生中継されたほか、今朝の情報番組でもさんざん紹介されたため、ご覧になった方も多いだろう。
では、どこの会場で行われているか度存じだろうか。
答えは、ロンドンのO2アリーナ。
O2というのは英国の携帯電話会社のことで、ネーミングライツにより企業名が付いている。
4年前のロンドン五輪の際には、ノース・グリニッジ・アリーナと言う名称で、バスケットボールの会場だった。
ちなみにロンドン五輪のテニスは、ウィンブルドンで行われている。
O2アリーナは、同じ英国のマンチェスター・アリーナ、ニューヨークにあるマディソン・スクエア・ガーデンとともに、世界で最も稼働している多目的ホールとされている。
周辺施設を含めてその建設費は6億ポンドというから日本円にすると約1000億円にもなる。
2020年の東京五輪のバスケットボール会場は、江東区に新たに作る夢の島ユースプラザアリーナということになっていた。
バドミントン会場を夢の島ユースプラザアリーナA、バスケットボール会場の夢の島ユースプラザアリーナBとし、その建設費約364億円と計画。
建設予定地は東京メトロ有楽町線 新木場駅から徒歩15分とあった。
というのも、東京五輪招致委員会は、建設費の高騰などにより、競技会場の計画見直しを決め、バスケットボール会場は、さいたまスーパーアリーナに変更になった。
さいたまスーパーアリーナは、2006年の世界バスケットボール選手権の会場になったところだが、所在地は埼玉県さいたま市。
選手村から8キロ圏内にほとんどの競技施設を揃えるという、招致プランはとっくに崩れているのだ。
▲O2アリーナ テニス、バスケット、フィギュアスケート、コンサートなどが行われている。