村田諒太 日本人初 五輪金メダリストからプロ世界王者
世界ボクシング協会(WBA)ミドル級では2012年ロンドン五輪金メダルの村田諒太(帝拳)が王者アッサン・エンダム(フランス)に7回終了TKO勝ちし、新王者となった。日本選手初の五輪メダリストのプロ世界王者と、2人目のミドル級王座獲得を果たした。
五輪のボクシング(男子)は1904年セントルイス五輪から実施されている。
現在はライトフライ級からスーパーヘビー級までの10階級に分かれているほか、19歳から40歳までという年齢制限も存在する。
1928年以来77人の日本人選手が五輪に参加しているが、メダルを獲ったのは5人。
ローマ五輪でフライ級の田辺清氏が銅メダル、東京五輪の桜井孝雄さん(故人)がバンタム級で金メダル、さらにメキシコ五輪の森岡栄治さん(故人 バンタム級)銅メダルの3選手以降随分間があったが、前回のロンドン五輪でミドル級 村田諒太が金メダル、バンタム級の清水聡が銅メダルを獲った。
村田はロンドン後プロ入りし、清水はアマでリオ五輪を目指していたが、参加の道を断たれこの2016年にプロ入りした。
五輪に出場したボクサーが、プロ転向後世界王者になった選手は村田で4人目、金メダリストでは初の世界王者だ。