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February 28, 2018

二刀流!レデツカだけじゃない、もう一人いた同一五輪複数競技でのメダル

冬季五輪史上初めてアルペンスキーとスノーボードの両方に出場したエステル・レデツカ(チェコ)が、アルペンスキースーパー大回転と、スノーボードパラレル大回転の両方で金メダルを獲って、史上初の快挙と騒がれた。
だが、このレデツカの数日前にも五輪史上初の快挙を果たした選手がいた。

2月14日に行われスピードスケートの女子1000mは小平奈緒が銀メダル、高木美帆が銅メダルを獲った。この種目に金メダルを獲ったのがヨリン・テルモルス(オランダ)。

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▲小平と高木の後ろにいるのがヨリン・テルモリス 181㎝とでかい

ヨリン・テルモルスは、珍しいショートトラックとロングトラックの両方やっている二刀流なのだ。
ロングトラックでは、1000m1種目にのみ出場し、金メダル。
ショートトラックでは、1500mと3000mリレーに出場した。

日程順に追ってみると次のようになる。
2月10日 ショートトラック3000mリレー予選、準決勝
2月14日 スピードスケートの女子1000m 金メダル
2月17日 ショートトラック1500m5位
2月20日 スピードスケート3000mリレーB決勝1位→銅メダル

オランダのリレーチームは、準決勝は2組で3位となり、4か国が進めるA決勝には進めず、B決勝に進むことになった。
これはB決勝であり、5-8位決定戦でないところがミソだ。

ショートトラックは、ペナルティを取られて失格することが非常に多い。
平昌五輪でも同リレーのA決勝で、韓国に次いで2位でゴールしたかに見えた中国とカナダが失格。
B決勝で最上位にいたオランダが銅メダルになった。
テルモルスは冬季五輪の異なるスポーツで2つのメダルを獲得する最初の女性アスリートになった。
レデツカが、スノーボード女子パラレル大回転で金メダルを獲ったのが24日だったから数日早かったことになる。

*エステル・レデツカ(チェコ22歳)
アルペンスキー女子スーパー大回転 2月17日 金メダル
スノーボード女子パラレル大回転 2月24日 金メダル

*まだまだいる二刀流
1988年カルガリー五輪のスピードスケートで500m銀、1000mで金メダルを獲ったC・ローテンブルガー(東独・当時)は、同じ1988年のソウル五輪 自転車女子スプリントで銀メダルを獲得した。
現在、夏季・冬季五輪は異なる年に開催されており、同年の冬夏両五輪でのメダル獲得はあり得ない

陸上男子には、100mと110mハードルの両方に金メダルを獲った選手が一人だけいる
ハリソン・ディラード(米国)だ。

元々はハードルの選手だったが、1948年のロンドン五輪選考会では110mハードルの出場を逃してしまう。
が、100mでは3位となり米国代表に滑り込んだ。
ロンドン五輪の100m決勝では、同じ米国のバーニー・ユーウェルと10秒3の同タイムでゴールするが、五輪史上初となる写真判定に持ち込まれ、1つめの金メダルを獲得した。
ロンドン五輪では4×100mリレーでも3走を走り、40秒6で2つ目の金メダルを獲得した。
4年後のヘルシンキ五輪、110mハードルのアメリカ代表の座を得たディラードは、13秒7のタイムで3つ目の金メダルを獲得。
さらに、4×100mリレーでは2走を走り4つめの金メダルを獲得した。
同一大会ではないが、100mと110mハードルに金メダルを獲った唯一の選手であり、今後も絶対に出ないだろう。


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