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December 19, 2018

小平奈緒は25勝 高木美帆は9勝 スピードスケート W杯に挑む

W杯を冠したウィンタースポーツの競技会は多く存在する。
アルペンスキーが最も古く、1966年~67年のシーズンに始まった。
他種目に比べても随分と古い。
その後、他種目でも生まれたウィンタースポーツのW杯は、いずれもシーズンを通してチャンピオンを決めようとするもので、ジャンプが1980年から、クロスカントリーが1982年から、ノルディック複合が1983年のシーズンから始まった。
一方スケートは、スピードスケートが1985年と最も古く、ショートトラックは1997年と随分遅い。

スピードスケートのW杯の日本人初の優勝は、黒岩彰さん。
カルガリー五輪の銅メダリストだが、1986年12月6日、オランダ・アッセンで行われた500mに優勝している。
黒岩さんは1988年に引退したので、通算6勝。
日本勢で最も優勝回数が多いのは長野五輪金メダリストの清水宏保さんで通算35勝を挙げた。

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平昌五輪スピードスケート500m金メダルの小平奈緒は、今季も好調で、12月15日のW杯第4戦、オランダ・ヘーレンフェインで行われた女子500mに37秒17で優勝。
W杯は25勝目。
500mは、出場した国内外のレースで34連勝、W杯に限っても20連勝となった。

W杯は、2016年11月12日 中国のハルビンで行われた500mに優勝、それから平昌五輪も含めて丸2年以上負けていない。

2013年に引退した岡崎朋美は、5回の冬季五輪に出場した息の長い選手だったが、W杯は1996年から2005年にかけて10勝している。
ちなみに長野五輪で銅メダルを獲ったときは26歳、引退した時は42歳だった。
 1996年 500m4勝、1000m1勝
 1997年 500m1勝
 1999年 500m3勝
 2000年 500m2勝
 2005年 500m1勝

高木美帆はご存じのように中距離を得意としているが、1500mに7勝、3000mに1勝と日本人女子としては勝てないと言われていた種目で優勝している。
平昌五輪マススタート金メダリストの高木菜那は、今季マススタートで2勝を挙げている。


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