東京五輪検定① 1964年の東京五輪で選手宣誓をしたのはだれか(三択) (a)猪熊功 (b)小野喬 (c) 河西昌枝
答え:(b)小野喬
▲いだてん で坂井義則を演じた井之脇海
五輪開催国の開会式において重要な役割が3つある。
選手団旗手、選手宣誓、最終聖火ランナーだ。
ご存知のように開催国の選手団は参加国の最も後に競技場に入る。すると場内の盛り上がりは最高潮に達する。
ホスト国の選手団の旗手を務めることは選手冥利に尽きるだろう。
大会組織委員会会長の挨拶
IOC会長の挨拶
今上天皇による開会宣言
と進み、聖火が競技場に入ってくる。
最終聖火ランナーを務めるのは誰か?
五輪開会前のメディアは、その予想に盛り上がる。
そして選手宣誓が行われ、競技がいよいよ始まるという緊張感に包まれるのだ。
選択肢(a)の猪熊功氏は東京五輪柔道重量級金メダリスト(故人)
(c)の葛西昌枝氏は東京五輪女子バレーボール金メダリスト(故人)
●日本開催の五輪の日本選手団主将、選手宣誓、旗手
今年の東京五輪で選手団旗手、選手宣誓、最終聖火ランナーをだれが務めるか、予想したいと思う。
「鬼に金棒、小野に鉄棒」といわれた小野喬氏は、東京教育大(現筑波大)3年で1952年ヘルシンキ五輪に出場、次の1956年メルボルン五輪の鉄棒で日本体操界初の金メダリストとなった。
1958年に結婚し1960年ローマ五輪にも出場、33歳の4大会連続出場となる東京五輪では選手宣誓の大役も務め、怪我に苦しみながらも団体金メダルに貢献した。1964年当時、小野喬さんは33歳。
日本でこれまで開催された3回の五輪から、選手宣誓は何度も五輪を経験しており、実績も抜群というベテランが務めている。
すると候補は内村航平。
現在内村は31歳。
ロンドン、リオデジャネイロと個人総合2連覇中の超人も、昨年は世界選手権の代表を逃した。
内村が万全であれば、ゲンを担いで小野さんと同じ体操選手からということで、内村が選ばれる確率はかなり高いと見ていたが、不確定要素もある。
1998年の長野五輪では最終聖火ランナーに伊藤みどりが現れ、小林幸子ばりの衣装で登場し、度肝を抜いた。というのも、伊藤は長野五輪招致の顔の一人として活躍し、最終プレゼンでは会場を盛り上げた功績があった。
その考えからすると、2013年のIOC総会に参加したトライアスロンの佐藤優香は、東京五輪の最終聖火ランナーの可能性がある。
最後に日本選手団旗手だが、現段階では全く想像がつかない。
例えば、テニスの錦織圭は2020年に29歳、卓球の石川佳純は27歳。
有力な候補だろう。ほかにも
瀬戸大也 競泳 26歳
桐生祥秀 陸上 24歳
2020年を選手としてのピーク時に迎えられる選手は大勢いる。(年齢は2020年)