2019年のスポーツ中継の視聴率と2007年とを比べてみた
2019年に行われたスポーツ中継番組の視聴率をまとめてみた。
ラグビーW杯が5つ入っている。
日本代表は5試合あり、そのうち4試合がランクインしたほか、12位のウェールズ対南アフリカは、東京スタジアムで行われた準決勝の試合だ。
大会の開幕戦だった 日本対ロシア も表には出て来ないが平均18.3%と軒並み高視聴率だった。
一方で、同時期の行われていたのがプロ野球の日本シリーズ。
4連勝したソフトバンクが巨人を下したが、10/19 8.4%、10/20 7.3%、10/22 9.7%、10/23 11.8%に終わった。
10/20はラグビーの 日本対南アフリカ 戦とぶつかり、やむを得なかったとは言え、 10/19のラグビーは、ニュージーランド対アイルランドの外国勢同士の試合にも完敗だった。
39.2%の視聴率だった日本対スコットランドが行われた10/13には、セリーグのクライマックスシリーズの巨人対阪神が11.3%、バレーボールのW杯男子日本対イランが5.9%と影響を受けている。
バレーボールW杯の最高視聴率は、女子が9/29の日本対オランダで12.1%、男子が10/14の日本対ブラジルの13.5%という記録が残っている。
では、12年前の2007年のスポーツ中継番組の視聴率はどんなだったのだろうか。
この年は、北京五輪の前年で、ラグビーW杯が行われた年でもあり、2019年と共通点が多い。
1、2位に入ったのは世界フィギュアスケート選手権。
この前年に行われたトリノ五輪で荒川静香が金メダルを獲得し、空前のフィギュアブームの中、東京体育館で行われた世界選手権、女子シングルに優勝したのは誰だったか。
安藤美姫である。
2位に浅田真央、3位に金妍兒と2010年のバンクーバー五輪の金メダルを争うことになる二人が続いた。
ボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ 内藤大助 対 亀田大毅 が行われ、王者の内藤が亀田を下している。
うっかりしそうだが、内藤大助と亀田興毅が対戦したのは、2009年の11月であり、内藤大助対亀田大毅の試合に亀田興毅はセコンドを務めていた。
2011年のラグビーW杯は、フランスで開催され、南アフリカがイングランドを下して優勝。奇しくも2019年の決勝と同じ結果だった。
日本代表はオーストラリア、フィジー、ウェールズに敗れ、最終戦でカナダと引き分けての1分け3敗。
カナダ戦の視聴率は2.2%、しかも日本テレビは録画中継し、試合終了直前の平浩二のトライをカットしてしまい、謝罪することとなった。