五輪スピードスケート選手からゴルファーをめざす
ウィンタースポーツシーズンになったと思ったら引退のニュースだ。
スピードスケート女子1000mの日本記録保持者、でソルトレークシティ五輪同種目7位の外ノ池亜希が引退することになった。29日、父親の信平コーチが明らかにしている。
現在27歳ながら、長野、ソルトレークシティ、トリノと3回の五輪に出場している。
「スポンサーが決まらず先が不安ということもあるし、本人にも違うことをしてみたい気持ちがあった」と信平コーチが突然の引退の理由を説明。プロゴルファーを目指す計画があることも明らかにした。
そういえば所属していたアルピコが廃部になったんだったな。
長野五輪から8年以上、スピードスケート、ショートトラックの練習環境は想像以上に悪い。
男子はスケートを辞めて競輪学校に入学するケースが目立つ。
トリノ五輪後だけでも牛山貴広、羽石国臣、今井裕介、西谷岳文(ショートトラック)の4人が競輪に転向した。
そこいくと、女子の再出発は難しい。
例えばショートトラックの勅使川原 郁恵、第二の人生をスポーツキャスターとしたが、2006年9月からNHKハイビジョンの「街道てくてく旅~中山道完全踏破」に挑戦中だ。とはいえ、知名度も低いし、うまく行っているとも思えない。
また、ソルトレークシティ五輪日本選手団旗手だった三宮恵理子はトヨタ自動車に所属しレーシング・ドライバーになっているものの活躍しているのだろうか?
女子ゴルフ界では、岡本綾子がソフトボールで国体優勝の経験があるのだが、子どもの頃から英才教育を受けている選手が多い中、他の競技から来た人の成功は難しい。
●外ノ池 亜希 五輪記録
1998年長野五輪
1500m16位(2分02秒84)
2002年ソルトレークシティー五輪
1000m 7位入賞(1分14秒64)
1500m14位(1分57秒97)
2006年トリノ五輪
1000m17位(1分17秒64)