Q.シドニー五輪で日本が獲得した金メダルは5個でしたが、事前に地元紙「デイリー・テレグラフ」はいくつ獲得すると予想していたでしょう。
1.10個
2.5個
3.難しすぎてわからない
こたえ.10個
共同通信7月29日
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレーテッド」最新号がアテネ五輪のメダル予想を掲載し、日本の金メダルを7個と予測した。日本の総メダル数は24個に増えて全体の10位になり、18個(うち金5)だった前回シドニー大会より躍進すると予想した。
日本勢で金メダルと予想されたのは、柔道4人とレスリング女子3人。柔道は男子60キロ級の野村忠宏、同100キロ級の井上康生、女子70キロ級の上野雅恵、同78キロ級の阿武教子の4人。女子48キロ級の谷亮子は、決勝で北朝鮮選手に敗れて銀にとどまるとみている。
レスリング女子の金候補は55キロ級吉田沙保里、63キロ級伊調馨、72キロ級の浜口京子の3人。
このほか水泳男子平泳ぎの北島康介は100、200mとも銀で、陸上男子ハンマー投げの室伏広治も銀どまりの予想だ。
野球はキューバが優勝で、日本は2位。
スポーツ・イラストレーテッド誌は、IOCスポンサーTOP社の「TIME LIF」社が発行するスポーツ専門誌であるが、恒例のメダル予想を発表した。
先に紹介したAP通信よりも詳細に分析している。
以下球技および団体競技のメダル予想を紹介する。
なお、コメントは、筆者の独断である。
AP通信、スポーツ・イラストレーテッド誌以外のメダル予想をご存知の方がいらしたら教えてください。
バスケットボール
米国男子は1936年のベルリン大会にバスケットが採用されて以来109勝2敗。ただ、今回のドリームチームは史上最弱?
男子 1.米国 2.セルビア・モンテネグロ 3.リトアニア
女子 1.米国 2.ロシア 3.豪州
体操団体
日本男子の団体は米田、富田、鹿島。好選手が揃い3大会ぶりのメダルが濃厚。
女子は団体(12カ国)の出場権が獲れなかった。
男子 1.中国 2.日本 3.米国
女子 1.米国 2.ルーマニア 3.中国
ハンドボール
欧州選手権かと思うような、列強は全て欧州勢。
男子 1.ドイツ 2.クロアチア 3.フランス
女子 1.フランス 2.ハンガリー 3.ウクライナ
ソフトボール
日本が金メダルを獲れば76年モントリオール大会の女子バレー以来の球技の金メダルになる。(84年の野球は公開競技)。
1.米国 2.日本 3.豪州
野球
米国不在の中、金メダルは日本とキューバの争い。キューバ戦の先発はダイエー和田?
1.キューバ 2.日本 3.カナダ
サッカー
男子はアルゼンチン、ポルトガル、イタリアの3強の争いか。B組はイタリアのジラルディーノ、パラグアイのサンタクルス(補欠登録だが出てきそう)など注目のワールドクラスの選手も。日本の初戦は開会式前の8月13日午前2時30分キックオフ。
男子 1.アルゼンチン 2.ポルトガル 3.イタリア
女子 1.スウェーデン 2.ドイツ 3.米国
ホッケー
古豪のパキスタンがメダルに届くかどうか。
初出場の日本女子は、豪州、オランダ、アルゼンチンさらには中国の4強を崩せ。
男子 1. オランダ 2. 豪州 3. パキスタン
女子 1.豪州 2.オランダ 3.アルゼンチン
バレーボール
女子はキューバが3大会連続の金メダルを獲得中だが、今回は中国・ブラジルにはかなわないだろう。栗原、大山がともに20歳になった日本だが、大山が大爆発すれば…。
男子 1.ブラジル 2.イタリア 3.セルビア・モンテネグロ
女子 1.中国 2.ブラジル 3.キューバ
水球
ハンガリーが8回目の金メダルを狙う。
男子 1.ハンガリー 2.セルビア・モンテネグロ 3.ギリシャ
女子 1.米国 2.イタリア 3.ハンガリー
シンクロ
立花・武田はこの競技で初の4つのメダルを獲得する選手になるだろう。
デュエット 1.ロシア 2.日本(立花・武田組) 3.スペイン
チーム 1.ロシア 2.日本 3.米国
JOCとしてはこんなメダル予想をしている。
ちなみに福田強化本部長はレスリング出身。
朝日新聞6月17日
日本オリンピック委員会(JOC)は、アテネ五輪の日本の金メダル数を「良くて9、悪くて3」と分析している。五輪選手団総監督を務める福田富昭JOC選手強化本部長が17日、明らかにし、「分析結果を超える2けたの金メダルに挑戦したい」と目標を掲げた。
JOC情報戦略部会が、各競技の世界ランキングや最近の試合の成績から分析した。柔道男女やレスリング女子が有力候補にあがっているという。金、銀、銅のメダル総数は「良くて34、悪くて14」との予想で、福田本部長は「24、25は取りたい」と話す。
夏季五輪で日本が最も多く金メダルを取ったのは64年東京大会の16個。メダル総数は、旧ソ連や東欧諸国がボイコットした84年ロサンゼルス大会の32個が多い。その後は減少傾向で、96年アトランタ大会で14個(金3、銀6、銅5)になり、00年シドニー大会で18個(金5、銀8、銅5)と盛り返している。