August 05, 2009

国際水泳連盟とSPEEDO社の濃密な関係

今回のローマの世界水泳で出た世界新記録は43。
余りの記録ラッシュを生んだ高速水着は、来年の1月以降廃止されることになった。

とは言うものの、水着問題の根本的な解決には至ることはない。
というのも、FINA(国際水泳連盟)とスポンサーであるSPEEDO社は共に繁栄を願う運命共同体であるからだ。

1月以降の廃止の決定は、ジャケド社やアリーナ社のラバー素材やポリウレタン素材を使った水着が、レーザーレーサー(LZR)よりも高速であることが証明されたSPEEDO社の意向であることは間違いない。

世界水泳をご覧になった方は気づかれたであろうが、LZRを開発したSPEEDO社は、Nikonやヤクルト、オメガ等と共にFINAのスポンサー企業を務めている。
SPEEDO社からFINAに毎年支払われているスポンサー料は100万ドル
そして、今大会で世界新記録を出した選手には、FINAから2万5000ドルのボーナスが出された。
世界新記録は43だったから

43×2万5000ドル=107万5000ドル

とFINAはSPEEDO社からのスポンサー料を上回る賞金を払う羽目になった。

とは言っても、スポンサーにはNikonもヤクルトもあるし、FINAには全く問題はない。
ジャケド社やアリーナ社の大躍進は、SPEEDO社にとっては予想以上だったとは思うが、競泳という商品にとってはこの上ない広告になったのだ。

世界新が連発され、メディアで高速水着が話題になり、普段競泳に関心のない層もテレビ中継をみるようになった。
メーカーにとってもテレビ、新聞で連日自社ブランドが連呼され、広告効果は計り知れないものがあったはずだ。

そんな金のなる木をFINAはみすみす切ることはしないだろう。
中でもSPEEDO社に不利益なことをすることはない。

●大会別の世界新の数 近年は高速水着の影響が際立つ
2009年ローマ世界水泳 43
2008年北京五輪 25
2007年メルボルン世界水泳 14
2005年モントリオール世界水泳 9
2004年アテネ五輪 6
2003年バルセロナ世界水泳 14
2001年福岡世界水泳 8


一方、大阪の素材メーカー 山本化学工業はFINAの新規定に適合する織物の「高速水着」素材を10月に発売すると発表した。
山本化学工業は、アリーナの社の高速水着『Xグライド』に素材を提供した企業だ。

そして、山本富造社長はFINAが今年に入り、水着に関するルールをたびたび改定したことについて「(英国の)スピード社とFINAの一体感があり過ぎ、(同社の意向で)ルールが変わる」と批判。「フェア(公正)に技術革新することが大事だ」と強調した。

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July 13, 2009

米オリンピック委員会 NBCテレビにケンカを売る?

米ケーブルテレビ(CATV)最大手のコムキャストと米オリンピック委員会(USOC)は8日、CATVの新チャンネル「USオリンピック・ネットワーク(USON)」を創設する計画を明らかにした。

これはすごいニュースかもしれない。

日本と異なり、アメリカの五輪放映権は、ひとつのネットワークが独占する形で取得してきた。
1988年のソウル五輪以降、NBCが常に放映権を獲得し、五輪といえばNBCのイメージが出来ていた。
そして2008年から、NBCはユニバーサル・スポーツという名のチャンネルを開始し、オンデマンドもしくはインターネット上で過去の五輪の名場面を見ることができるというサービスを始めていた。

NBCは2010年冬季と、2012年夏季五輪の放映権として22億ドルもの巨額を支払っている。
また、余り知られていないだろうが、NBCの親会社はGE(ゼネラルエレクトリック)で、GEはIOCのパートナー企業TOPのひとつでもある。

これだけIOCに対して貢献している企業グループが米国内にあるにも関わらず、USOCはそのパートナーにコムキャストを選んだということだ。

実は、IOCとUSOCは五輪収入の分配を巡ってもめた経緯がある。

夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)によると、2005-08年の4年間で、USOCへ五輪収入の分配金が約3億ドル(約294億円)が支払われている。

これは北京五輪で実施された28競技の国際連盟(IF)への分配金の総額に匹敵し、米国以外の各国国内五輪委員会(NOC)への分配金の合計とほぼ同額という高さだ。
また、五輪関連費用は分配比率に応じて各IF、NOCが負担しているはずが、ASOIFの試算でUSOCは約1400万ドル(約13億7200万円)を免除されていた。

これに対し、昨年12月、IOCは、USOCと、2021年以降の五輪収入の分配比率について13年から見直し交渉に入ることで合意、また、五輪関連費用をUSOCが負担することでも合意している。

この経緯からすると、USOCがIOCに反目し、IOCに近くない企業と新たなネットワークを作ったように見える。

実は、2014年冬季と2016年夏季五輪の米国内向け放映権の交渉は、シカゴが2016年の有力開催候補地であることから、10月2日の開催地決定以降に順延され、ジャパンコンソーシアムのようなUSOCを中心に幾つかのネットワークで放映権を獲得するという案も出ていた。

が、USOCに対抗しようというのだろう。
NBCは、14年ソチ冬季五輪、16年夏季五輪の放送権の交渉を単独で行う計画であると、12日になってAP通信が伝えている。


IOC委員にとって、このUSOCの一連の動きは好まざるものではない。
五輪招致をめざすシカゴにとって、大きなマイナス要因であることは間違いない。

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May 27, 2009

サムスン 世界陸上スポンサー71億円の内幕

このほど、韓国のサムスン電子が、国際陸連(IAAF)のスポンサーとして契約をしたことが公表された。
その金額は2009年~2011年までの3年間で7500万ドル(約71億円)にもなる。

IAAFの開催する最も世界的に関心の高い競技会は、もちろん世界陸上だ。
現在TBSがメイン放送局であるばかりか、そのスポンサーには日本企業が顔を揃える。

TDK (日本)
TOYOTA (日本)
アディダス (ドイツ)
EPSON (日本)
SEIKO (日本)
VTB  (ロシア)
ユーロビジョン・ネットワーク (ヨーロッパ)
TBS (日本)

この中にサムスンが今回入った訳だ。
なぜだろうか?

2011年の世界陸上が韓国・大邱で開催されるからだ。
2002年のFIFA W杯で使用したスタジアムの後利用問題は、日韓の共通問題でもある。
韓国は2003年にこの大邱でユニバーシーアドを開催し、2014年には仁川でのアジア大会が決まっている。
大邱の世界陸上は、ユニバに次ぐ大型イベント開催ということになる。

ところが、韓国は陸上競技が盛んでない。
市民の関心も低く、ソウル五輪でも陸上競技はガラガラだった。
そのため、大邱の世界陸上招致は難しいと考えられていた。
が、こうした開催地決定の投票で韓国はやたら強いのだ。

2007年にケニアで行われたIAAFの執行委員会で、2011年世界陸上開催地は決められた。
立候補していたのはロシアの首都モスクワと オーストラリアのブリスベンと大邱。

大邱側は相当規模の資金提供をIAAFに提示した。
・アフリカなど財政が厳しい地域の陸上選手を育成する基金を出す
・全選手団に宿泊施設の無料で提供する
・取材陣への食事の提供及び1日100ドルの日当支給する

そしてこのとき水面下で動いていたのが、韓国の世界的大企業のIAAFへの資金協力だ。
サムスンの75億円のスポンサー費用は、大邱の招致の見返り条件であったと筆者は見る。


大会招致の見返りに、企業が競技団体のスポンサーになることは珍しいことではない。
日本も2007年の世界陸上大阪大会に合わせて、ミズノが2004年~2008年に限ってIAAFのスポンサーだった。
現在、このカテゴリーはアディダスが契約している。

大邱は人口250万、規模は大阪市と同じくらいだ。
大邱の世界陸上による経済効果は、5000億ウォン以上、約6800人以上の雇用効果を見込んでいる。
とはいうものの大会が盛り上がるかは、スーパースターの登場と、開催国の選手の活躍に懸かっているのはいうまでもない。

*IAAFのスポンサーは、世界陸上だけでなく、IAAF主催の全てのカテゴリーの競技会のスポンサーになる。

●参考記事
胸と背中に輝く企業ロゴ 世界陸上
やっぱり電通が牛耳る世界陸上

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March 24, 2009

マラソンの賞金 瀬古利彦氏の場合

世界的には、マラソンの賞金は1980年代には一般化していた。
東京マラソンに、賞金がついて、やっと世界の趨勢に追いつく兆しが見えてきた。
あとは、世界から大きく遅れてしまった実力の方も何とかして欲しい。

1980年代を代表する日本のマラソンランナーだった瀬古利彦さん。
世古氏の時代は、競技会で得た賞金は、日本陸上連盟が競技者基金にプールし、引退後に手数料等を差し引いて支払うシステムだった。

瀬古氏は

1987年ボストンマラソン優勝
賞金優勝:4万ドル(約568万円)
副賞ベンツ:(440万円相当)
出場料:4万ドル
合計 1500万円

1986年ロンドンマラソン優勝
賞金:5万ドル(800万円)

1986年アメリカズマラソン優勝
賞金:4万ドル(640万円)
(レートはいずれも当時)

など86年から87年にかけて約3800万円の賞金を稼いだ。
ここから、強化費として800万円を引き出し、残る3000万円は、1989年に瀬古氏が引退するまで日本陸連が管理していた。

ところが、当時、この賞金は瀬古氏の一時所得扱いになって、その6割を税金に持っていかれたような気がする。

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January 23, 2009

東京のライバル シカゴは不況でなかったのか?

かつて東京五輪招致に否定的だったスポーツライターのT木氏。
アメリカ発の金融危機で、アメリカ経済が落ち込んだのを受け、東京にチャンス到来とコメントした。

その理由のひとつとして、ニューヨーク・ヤンキースに次ぐMLBの人気球団であるシカゴ・カブスが、07年から譲渡先を探しているもの、買い手が付かない件を挙げていた。

ところが、ついにカブス買収が決まった。

シカゴの富豪リケッツ家が新オーナーとなり、その買収金額は9億ドル(約800億円)というすごい額だ。
円高が進む以前の円相場であれば1000億円にもなろうとする額である。

シカゴは金融危機で、大不況でなかったのか?

ここ10数年のMLBの球団譲渡の例を挙げた。
これらと比較しても破格の金額である。

●2006年1月 シンシナティ・レッズ 
2億7000万ドル(約310億5000万円 但し所有権の70%)

●2005年1月 ミルウォーキー・ブルワーズ
2億2300万ドル(約227億円)

●2004年1月 ロサンゼルス・ドジャース
4億3000万ドル(約455億円)

●2003.年5月 アナハイム・エンゼルス
1億8000万ドル(約210億円)

●1999年1月 フロリダ・マーリンズ
1億5000万ドル(約170億円)

●1997年8月 ロサンゼルス・ドジャース
3億5000万ドル(約480億円)


ちなみに筆者の知る限りで、プロスポーツチームの買収の最高額は、マルコム・グレイザー氏がマンチェスター・ユナイテッドを買収したときの金額で7億9000万ポンド(約1627億円)。(2005年5月)
マルコム・グレイザーはNFLバッカニアーズのオーナーでもある。

また、ソフトバンクが福岡ダイエーホークスを買収した際(2004年12月)は、こんな金額だった。
●ホークス球団株(発行済み株式の98%) 50億円
●米投資会社コロニー・キャピタルが所有していた球団の物品販売などの興行権 150億円
●福岡ドームの賃借 年間48億円
(同じくコロニーが所有し、30年間という長期契約だったが、20年後に解約できる条件が付いた)

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November 28, 2008

オリンピックビジネスも崩壊の予兆

IOCにはTOP(The Olympic Partners)と呼ばれるスポンサー制度ある。
1988年のカルガリー、ソウル五輪から導入しされ、全世界で五輪ロゴを利用した広告や製品販売の権利が認められている。

サムスン:無線通信機器
パナソニック:AV/放送機器・記録メディア

のようにカテゴリーが分かれており、一つのカテゴリーに1社しか参加できないシステムだ。
2006・08年 トリノ、北京五輪対象のTOP企業は12社で、合わせて866,000,000US$の巨額の契約金を支払ったという。
1社あたりの平均契約金は68億7000万円となる。
アメリカの医療器具メーカーのジョンソン&ジョンソンが、このTOP企業を降りることを表明した。
超優良企業であるジョンソン&ジョンソンは、中国市場を強化するため、06・08年のTOPから加わった。

北京五輪も終了し、当初の目的を果たすことができた、というのがジョンソン側のコメントだが、あまりに契約金が高騰し、効果が額に合わなくなったところに金融危機が起きたため、というのが本当のところらしい。

また、北京五輪に限りTOPに参加していた中国のPCメーカーLENOVOも契約を更新せず、後継のPCのカテゴリーには台湾のACERが決まった。

他にもカナダのマニュライフ(生命保険)、KODAK(フィルム・写真画像)も今後は契約を結ばない、といわれている。
2002年のトリノ、2004年のアテネ両五輪組織委員会とIOCのこの4年間の収入は4,189,000,000US$。
内訳を見ると53%をテレビ放送権が、16%をTOPスポンサーが占めているので、TOP1社の負担は1%強。とはいえ4社が抜ける影響は大きい。

その一方、日本のパナソニック(旧松下電器産業)、韓国のサムスンはいずれも2016年までの契約を既にしている。
というのも東京が2016年夏季、平昌が2018年の冬季五輪招致を目指しているからだ。

Shikumi

TOP企業一覧 

企業/年

88 

92 

9496

9800 

0204 

0608 

1012 

1416 

コカコーラ

米国

VISA

米国

KODAK

米国

×

Panasonic

日本

マニュライフ

カナダ

×

マクドナルド

米国

サムスン

韓国

オメガ

スイス

GE

米国

Johnson&Johnson

米国

×

アトスオリジン

FRA

LEVONO

中国

×

ACER

台湾

ボシュロム

米国

ゼロックス

米国

タイム誌

米国

スリーエム

米国

ブラザー

日本

リコー

日本

UPS

米国

フィリップス

NED

MARS

米国

IBM

米国

TOP/Year

開催地

TOP

NOCS

総契約額

Ⅰ)8588

カルガリー・ソウル

9

159

9600万ドル

Ⅱ)8992

アルベールビル・バルセロナ

12

169

17200万ドル

Ⅲ)9396

リレハンメル・アトランタ

10

197

27900万ドル

Ⅳ)9700

長野・シドニー

11

199

57900万ドル

Ⅴ)0104

ソルトレーク・アテネ

11

202

66300万ドル

Ⅵ)0508

トリノ・北京

12

205

86600万ドル

Ⅶ)0912

バンクーバー・ロンドン

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October 06, 2008

AIGジャパンオープンは今年限り?

テニスのAIGジャパンオープンは、チェコのトマシュ・ベルディヒが、アルゼンチンのフアン・マルティン・デル・ポトロを6-1、6-4のストレートで下し、今季シングルス初勝利を挙げた。

世界有数の保険会社であるAIGグループはサブプライムローン問題などに絡む巨額損失を受け、米政府の管理下で経営再建中にある中、AIGの名前を冠した大会が普通に行われていることに少々違和感を感じる。
AIGグループが日本国内に持っていたAIGエジソン生命保険、AIGスター生命保険、アリコジャパンは売却される見通しだ。

AIGといえば現在は、英プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドのゼッケンスポンサーも務めているが、4年120億円(2006年~09年)といわれるこの契約を見直す動きはないらしい。

ジャパンオープンのスポンサーにAIGがなったのは2001年。
ちょうど旨いことに今年をもって契約は切れるが、来年以降のスポンサーはまだ決まっていない。

今年のジャパンオープンは、3回戦で姿を消した錦織圭の人気もあり、総入場者数は史上2番目の6万6391人を記録した。
過去最高は当時世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(スイス)が初来日して優勝した2006年の7万2386人。
錦織人気の今年の数字は、マリア・シャラポワ(ロシア)が出場した2004年の5万5871人をも上回っている。
今後の錦織の活躍によっては、フェデラー効果の2006年を超えることもあるかもしれない。

ジャパンオープンといえば、80年代後半にはサントリーがメインスポンサーに付き、マッケンロー、エドベリ、サンプラス等が優勝した年もある。
1991年にバブルが崩壊し、視聴率1%のテニスに見切りを付けたサントリーは1992年に撤退、浮いた予算をJリーグに回すことになった。

当初、Jリーグは2期制を採用し、前期をサントリーシリーズ、後期をニコスシリーズと呼んでいたことを覚えているだろうか。
1993年のJリーグ開幕時から支援してきた、サントリーとニコス(三菱UFJニコス)ともに2007年を持って、公式スポンサーから撤退している。

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April 11, 2008

松下電器 北京五輪に過去最大の機器納入

松下電器産業は10日、五輪関連施設への機器納入の台数、金額が8月に開かれる北京大会が過去最大となると発表した。競技会場全37カ所に納入する予定で、前回の夏季五輪アテネ大会での実績に比べて約70%増の規模となる。大型映像表示装置「LEDアストロビジョン」や音響システム「RAMSA(ラムサ)」シリーズなどの音響・映像(AV)機器や放送機器を納める。(日刊工業)

1584_astrovision20image20large20res松下が最初に五輪に関わったのは1984年のロサンゼルス五輪。
公式サプライヤーとしてアストロビジョンとラムザを納入した。
その後IOCはTOPと呼ばれるスポンサー制度を開始し、連続契約し、徐々にそのカテゴリーを広げてきた。
88年 ビデオ機器
92年 公式放送機器
94年 AV機器
2000 HD放送機材を加える
2002年ソルトレーク・アテネ五輪 SDカードやディスクなど、記録メディアにまで拡大。
2006年トリノ・2008年北京五輪 カーナビゲーションを始めとする車載機器、セキュリティーシステムにまで事業領域を広げた。

Pana_2総合電器メーカーである松下にとって、五輪は商品以上に技術力を世界に示す機会だ。
業務用機器の宣伝として、映像配信のインフラからカメラ・ビデオ機器を提供する一方で、民生用機器向けのマーケティング手段として、「Panasonic」のロゴが入ったアストロビジョンを競技会場に設置している。
これは公式計時のOMEGAとともに五輪会場内にある数少ない企業ロゴとして、その価値は非常に高い。

現在のTOPは、2005年7月には結ばれたもの。11社が決まり、契約総額は史上最高の8億6600万ドル(約950億円)。2002年ソルトレーク冬季五輪と2004年アテネ夏季五輪時と比べて30%増となっている。

PHOTO:トリノ五輪会場のアストロビジョン Panasonicのロゴが見える。

●参考記事
松下電器のオリンピック戦略
アテネ五輪前に松下電器のCMに出ていた伊藤華英 トリノ五輪前に出ている安藤美姫

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February 06, 2008

マンチェスター・シティ(英プレミア)を買ったタイ元首相

サッカーのタイ代表チームには3人の選手がイングランド マンチェスター・シティの所属だ。
この1月に代表チームはマンチェスター・シティとともに合宿をしている。
イングランドの古豪とタイ代表、この結びつきには一体何があるのか?

2006年9月の軍事クーデターで政権の座を追われたタイのタクシン元首相は、この後、ロンドンに住み復帰に向けた布石を着々と打っている。
タクシン氏がイングランド・プレミアリーグの古豪マンチェスター・シティーを買収したのもその一環だ。
買収額は8160万ポンド(約200億円)。自ら会長に就任し、元イングランド代表監督のエリクソン氏が監督を務めている。
タイ国民の最も好むテレビ番組は、英サッカー・プレミアリーグの中継であり、マンチェスター・シティーの買収、タイ人選手の獲得と、メディアを巧みに利用しようとしている。

もっとも失脚以前の2004年にも名門リバプールへの出資計画を明らかにしたことがある。リバプールの株式30%以上の取得を目指したものだが、40億バーツ(約113億円)の資金に国家予算が投入されるという噂が流れ、ご破算になった。

2003年頃からプレミアリーグに所属する各クラブが外国人投資家に買収されるようになった。
世界のフットボールリーグの収入を比較すると

1.イングランド・プレミア
2.イタリア・セリエA
3.ドイツ・ブンデスリーガ
4.スペイン・リーガエスパニョーラ
5.フランス・リーグ1

となる。プレミアリーグの注目がやはり世界で一番だ。

無名のロシア人がチェルシーを買収したのは2003年7月。
2億1800万ドルもの大金を拠出して名門クラブを手にしたのは当時36歳だったロマン・アブラモビッチ。
ロシアの石油王である。

アブラモビッチ以降外国人による買収が続く。

マンチェスター・ユナイテッド.→アメリカ人 2005年5月
NFLバッカニアーズのオーナー マルコム・グレイザーが7億9000万ポンド(約1627億円)で買収。

ポーツマス→フランス人 2006年7月
1億2500万ドルでロシア系フランス人のアレクサンドル・ガイダマクが買収。

アストンビラ→アメリカ人 2006年8月
NFLクリーブランド・ブラウンズ オーナーランディ・ラーナーが1億4200万ドルで買収。

リバプール→アメリカ人 2006年11月
NHLカナディアンズのオーナー ジョージ・ジレットとMLBレンジャーズとNHLスターズのオーナー トム・ヒックスが共同で4億7000万ポンド(約1109億円)で買収。

ウエストハム→アイスランド人 2006年11月
アイスランドサッカー協会会長を務めるエゲルト・マグナソン氏を中心とする投資グループが、8500万ポンド(約190億円)で買収。

2007~08年シーズンの開幕時点でプレミアリーグ所属20クラブ中8クラブが外国人がオーナー職を勤めているという。

やや古い資料だが、英調査機関デロイト・トーシュによると、マンチェスター・ユナイテッドの年間収入は2003年7月期に約2億5140万ユーロ(約340億円)。
この金額は米スポーツ首位のニューヨーク・ヤンキース(2億4380万ユーロ)を上回っている。
サッカーの試合数を考えると、効率の良い稼ぎであるといえる。

スタジアム改修などの資金調達を行うとともに、サポーターとの距離を近づける狙いで、株式を上場するチームも多いことも特徴だ。プレミアリーグでは現在、8クラブがロンドン証券取引所に上場しており、そのため買収もしやすいとの話もある。

村上ファンドが阪神電鉄株を買い進めたときに、阪神球団を上場させたいと話したところ、虎ファンからは反対の声が多かった。
今のところプロ野球もJリーグも具体的な上場の話はないし、もちろん外資による買収話もない。

サッカー日本代表のW杯初出場だった1998年に ソニーがニューキャッスル・ユナイテッドを買収、セルティック(スコットランド)に野村証券の英現地法人、野村インターナショナルが関心を示しているという記事が英国紙に出たことがあるが、どちらも実現しなかった。

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January 16, 2008

1億9000万円で日本選手団公式ウエアを入札したミズノ

日本オリンピック委員会(JOC)は15日、北京五輪で日本選手団が着用する公式スポーツウエアを発表した。表彰式や記者会見用のウオームアップスーツ、ウインドブレーカー、キャップなどで、色は赤と白が基調。夏場の北京の暑さを考慮し、通気性や吸湿性に優れた素材が使用されている。

Beijing北京五輪での日本選手団のウエアは日本を代表するスポーツメーカーでJOC協賛企業の、ミズノ、アシックス、デサントが提供したものだ。
やはり五輪中最も目立つのは表彰式で着るウエア。
北京五輪はミズノの提供になる。

JOCは2005年に、従来、協賛3社がくじ引きで決めていた五輪の表彰台で選手が着用するウエアの提供権(サプライ権)を別途有料化し、大会ごとに価格を設定することを決めた。

2006年 トリノ五輪 7000万円
2006年 ドーハアジア大会 2000万円
2008年 北京五輪 1億9000万円

で入札され
その結果
トリノ五輪 デサント
ドーハアジア大会 アシックス
北京五輪 ミズノ
となった。

ミズノが、提供する表彰台一式は、ウォームアップスーツ、ポロシャツ、キャップ、ソックスとなる。
また、デサントはTシャツ、ハーフパンツを、アシックスはウィンドブレーカーを提供する。

昨日モデルを担当した選手は下記の通り。

ミズノ
末続慎吾、寺川綾
デサント
柴田亜衣、柴田隆一
アシックス
沢野大地、吉田沙保里

このうち末続慎吾と寺川綾はミズノの社員、柴田亜衣と柴田隆一はデサントの社員(所属はチームアリーナ)。
デサントは社員選手がいないのでNISHI所属の沢野大地、と綜合警備保障所属の吉田沙保里が務めたようだ。

ミズノの1億9000万円は一見高いようにも感じるが、北京五輪の注目度は高い。表彰式=メダルを獲る と新聞・テレビ等の露出は限りなく大きくなる。
ミズノの広告効果は無限大となり十二分に元手が獲れる。

3社はレプリカも販売する予定だが、過去の五輪をみても売り切れは必至だ。

写真=時事通信社

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January 12, 2008

松下電器のスポーツ戦略2

松下電器産業は、社名を「パナソニック」に10月1日付で変更し、ブランド名も2009年度中をめどに一本化すると正式発表した。

松下電器はかなり以前からブランドの一本化を考えていたようだ。
1989年に松下幸之助翁が亡くなったときに「これでいつでもPanasonicに統一できる」と関係者が漏らしていたが、実際にNationalと松下の名前を消す決断をするのに20年かかったことになる。

現在松下電器には野球部、バレー部、バスケットボール部がある。
バレー部は2006年チーム名から「松下電器」を外し、「パナソニックパンサーズ」とした。
バスケット部も2006年「パナソニックスーパーカンガルーズ」に、そして2007年「パナソニックトライアンズ」と本社よりも先に名称を変更した。

かつては女子サッカー部(パナソニックバンビーナ)と女子卓球部もあったが、2000年前後に相次ぎ廃部された。

釜本邦茂氏が初代監督を務めたガンバ大阪は前身が松下電器サッカー部であり、当初は松下電器が100%株式を保有する子会社であったが、1997年に地域密着度を高めるために関西電力、大阪ガス、JR西日本が株主に参加(それぞれ10%)した。

ほかにもグループ内には3日のライスボールで3季ぶりに優勝した松下電工インパルス、女子長距離(駅伝)のパナソニックモバイル等がある。

オリンピックパートナー
年が明けて以降の松下電器のテレビCM、広告には五輪マークが踊っている。
松下が「TOPスポンサー」と呼ばれる契約を国際オリンピック委員会(IOC)と結んだのは1988年のソウル、カルガリー両五輪からだ。
TOPスポンサーは、協賛金を支払い、商品を提供する代わりに、五輪の公式称号を全世界で使用できる権利を持つ。
放送や音響機器の分野を担当する松下は、アテネ五輪でも「パナソニック」ブランドの巨大スクリーン14基、大型プロジェクター11基を各競技施設に設置し、33会場に音響機器を取り付けた。ほかにテレビカメラ200台、モニター2100台、テレビ15000台などを提供した。
松下の協賛金は4年間で5~60億円という巨額なものだ。

●参考記事
松下電器のオリンピック戦略

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January 08, 2008

箱根駅伝にみる日本テレビのスポーツ戦略

昨年(2007年)の箱根駅伝で優勝した順天堂大学のスポーツ健康科学部山田満准教授は、箱根優勝の広報効果は58億4688万円だったと見積もる。
山田准教授は電通出身だ。

山登りの5区で、3年連続で区間記録をつくった今井正人の力走を伝えた日本テレビのアナウンサーは、校名を74回連呼し、画面のテロップに校名が63回映しだされたという。
箱根駅伝の視聴率は正月三賀日のテレビ番組で視聴率の1、2位を占める。
1月2~4日のテレビ(ニュースなどを含む)の放映時間、3、4日の新聞記事のうち、順天堂大学の占める秒数、紙面の面積を計算。広告料金に換算すると19億4896万円。広報効果はその3倍58億4688万円に相当するというのだ。
優勝争いに絡めば、自然と露出度は上がり、その年の大学入試にも影響を及ぼす。

Yomi箱根駅伝はいつからこんな怪物番組になったのだろう。
かつて、箱根駅伝はテレビ放送はなく、ラジオ中継もはじまったのは昭和28年(1953年)だそうだ。

東京五輪を契機に、スポーツの中心は学生から実業団へ移り、陸上競技は企業主体になった。それに伴い60年代から70年代に箱根駅伝は低迷していた。
ところが、箱根駅伝の人気を復活させたのは早稲田の瀬古利彦である。

高校時代は中距離の選手で800mから5000mまでのタイトル独占していた瀬古は、早大入学後、中村清監督(故人)に見出された。
瀬古は1年生からエース区間の2区を走り、3年4年と区間記録・区間賞を獲った。
当時も今もマスコミ界には早稲田出身者が多く、彼らにとっても「えんじ」のシャツに白く「W」を染め抜いた瀬古利彦の走る姿は格好の素材であり、箱根は瀬古の出現によって再び勢いを取り戻し、瀬古は国民的なスター選手になっていった。

箱根を最初に取り上げたのはテレビ東京である。
1983年の第59回大会からテレビ放送を開始したが、ゴールの生放送を含む1月3日12:00~13:54の録画ダイジェスト放送であった。

日本テレビが後援に入り本格的なテレビ放送が開始されたのは1987年。
1989年の第65回大会から現在のような全区間完全生中継が行われている。
この1987年というのはソウル五輪の1年前であり、8月にはローマで第2回の世界陸上が開催されている。
この4年後1991年には東京での第3回世界陸上開催が決まっており、日本テレビは20億円という巨額の放映権料を負担し、独占放送の計画があった。

東京世界陸上に向けて陸上競技、特に日本人選手がメダルに届きそうなマラソン、長距離に対する関心と競技者の裾野を広げるために、日本テレビの箱根駅伝生中継が始まったと見る。

事実、東京世界陸上には前後に例を見ない6人もの箱根経験者が参加し、男子マラソンでは日体大時代には山下りのスペシャリスト(6区)として3年連続で区間賞を獲得した谷口浩美が金メダルを獲得している。
世界陸上に出場した日本人男子選手で優勝したのは現在でも谷口ただ一人だ。

日本テレビの世界陸上中継は、93年シュツットガルト、95年イエテボリ大会で終了。
97年のアテネ大会からはTBSがホスト局に代わった。


1931年、読売新聞社社長の正力松太郎が中心となってアメリカメジャーリーグ選抜軍を日本に招待し、強豪大学チームとの試合を行った。
興行は成功を収めたものの、その後文部省により、プロであるアメリカメジャーリーグ選抜と大学チームは試合ができなくなった。
それに伴い大日本東京野球倶楽部が結成され、1934年には、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグらを擁した全米軍と試合をすることになった。大会は読売新聞の報道もあって大きな注目を集め、大日本東京野球倶楽部は後に読売巨人軍となった。
この当時は日本テレビ開局前であるが、読売・日テレグループのスポーツ戦略はこのとき既にできていたといえる。

日本テレビは、1952年に開局し今年55周年を迎える。
当初からスポーツを重要なコンテンツと捉え、読売グループ総動員で盛り上げるという手法を得意としていた。簡単にその経過を振り返ると

1953年 民放初のプロ野球中継 巨人対阪神 中継
1953年 プロボクシング世界選手権白井義男-テリー・アレン戦中継
1954年  「力道山・木村政彦対シャープ兄弟プロレス実況」を放送。街頭テレビ プロレス旋風を起こす。
1969年 読売クラブ誕生
1971年 全国高校サッカー選手権大会を毎日新聞社に代わって主催し、独占中継権を得る。
1976年 全国高校サッカー選手権大会を東京開催へ変更
1979年 トヨタ杯開始
1987年 1月2日・3日 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)中継放送開始
1987年 世界陸上ローマ大会独占放送
1991年 世界陸上東京大会独占放送 1995年イエテボリ大会まで
2000年 全日本プロレス中継終了
2005年 FIFAクラブワールドカップ開始
2006年 巨人戦視聴率初の10%割れ

東京ヴェルディの前身である読売サッカークラブは1969年に誕生した。
1969年というのはサッカー日本代表が銅メダルを獲ったメキシコ五輪の翌年であり、読売クラブは将来のプロ化を目指しての設立だった。
そして将来のプロに選手を供給することを目的に、日本テレビが全国高校サッカー選手権のテレビ中継を開始したのが1970年。
そして大阪長居競技場で開催されていた同選手権を東京国立競技場に持ってきたのが1976年であり、トヨタ杯の誕生が1979年。この先には当然W杯出場があったのだ。  
 

箱根駅伝は80余年の歴史のある大会だが、関東学連主催のローカル大会であり、学生駅伝にはほかにも日本学生陸上競技連合が主催する全日本大学駅伝と出雲駅伝がある。

本来全国大会である後者のほうが注目されてしかるべきなのだが、現実箱根駅伝の注目度にはかなわない。
これはマスメディア、特に日本テレビ、読売新聞が必要以上にその背景をドラマ化してしまい、大学駅伝をめざす高校生が地方の大学よりも関東の大学を目指すようになっているためだ。
結果、優秀な選手は関東の大学にしか集まらなくなるという弊害を起こしている。
また11月の全日本大学駅伝も箱根の前哨戦と位置づけられてしまっている。

さらには選手が箱根駅伝で燃え尽きてまい、男子マラソン、長距離ではなかなか世界で上位にくいこめる選手が出てこない状況をも作っている。

かつて、甲子園の高校野球は、良くも悪くも日本人の精神主義、集団志向の象徴だったが、現代の日本人の意識と合わなくなってきているのか、以前ほど社会現象、話題になることはない。
箱根駅伝が甲子園に代わっているのではないか、テレビの視聴率が如実にそれを物語っている。

●参考
2007年箱根駅伝総合優勝の広報効果の研究

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January 07, 2008

2007年スポーツ番組視聴率ベスト10(完全版)

先に2007年のスポーツ番組視聴率ベスト10をエントリーしたが、これ以降に放送された12月27・28日の全日本フィギュアが予想通り高視聴率だったため、年間ベスト10は以下のようになる。
2007年のベスト10にフィギュアが3番組という凄いことになっている。
なお27日の女子シングル・ショートプログラムの視聴率は19.0%だった。

●2007年スポーツ視聴率年間ベスト10
1 38.1% 世界フィギュアスケート選手権 女子フリー (フジ)
2 28.9% 世界フィギュアスケート選手権 女子ショート (フジ)
3 28.5% 第83回東京箱根間往復大学駅伝 復路 (NTV)
4 28.0% WBC世界フライ級タイトルマッチ 内藤大助×亀田大毅 (TBS)
5 27.4% 野球 北京五輪アジア地区最終予選 日本VS台湾 (朝日)
6 27.3% 第83回東京箱根間往復大学駅伝 往路 (NTV)
7 25.5% 2007全日本フィギュアスケート 女子シングルフリー (フジ) 12月28日
8 25.0% サッカー・AFCアジアカップ 準決勝 日本×サウジアラビア (朝日)
9 24.2% サッカー・AFCアジアカップ 3位決定戦 日本×韓国 (朝日)
10 23.8% サッカー・AFCアジアカップ 日本×オーストラリア (朝日)
次 23.7% 野球 北京五輪アジア地区最終予選 日本VS韓国 (朝日)

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December 26, 2007

2007年スポーツ番組視聴率ベスト10

2007年のスポーツ番組の視聴率のベスト10を作ってみた。
今年は27・28日に全日本フィギュアがあり、まだ変動すると思われる。

●2007年スポーツ視聴率年間ベスト10
1 38.1% 世界フィギュアスケート選手権 女子フリー (フジ)
2 28.9% 世界フィギュアスケート選手権 女子ショート (フジ)
3 28.5% 第83回東京箱根間往復大学駅伝 復路 (NTV)
4 28.0% WBC世界フライ級タイトルマッチ 内藤大助×亀田大毅 (TBS)
5 27.4% 野球 北京五輪アジア地区最終予選 日本VS台湾 (朝日)
6 27.3% 第83回東京箱根間往復大学駅伝 往路 (NTV)
7 25.0% サッカー・AFCアジアカップ 準決勝 日本×サウジアラビア (朝日)
8 24.2% サッカー・AFCアジアカップ 3位決定戦 日本×韓国 (朝日)
9 23.8% サッカー・AFCアジアカップ 日本×オーストラリア (朝日)
10 23.7% 野球 北京五輪アジア地区最終予選 日本VS韓国 (朝日)

Hakone2007年は五輪もサッカーW杯もなく、驚異的な数字を残した番組はない。
驚異的な数字というならば1月2・3日の箱根駅伝は相変わらず凄い数字なのだが、例年のことなので今更騒ぐことではない。
幾つか気になる点を挙げると

・サッカーの代表バブルははじけっ放し。特に五輪代表への関心の低さは目も当てられない。
・浦和レッズがACミランと対戦したクラブW杯の視聴率は高かったものの、Jリーグも低い。11月24日の浦和対鹿島の前半は3.8%しかなかった。
・W杯バレーの最も高かった試合で20.9%、ジャニーズとのタイアップ、録画、さらには監督采配への疑問も多々あり、これまでの中継スタイルが続くようであれば、成績同様視聴率も長期低落傾向へ進むのではないか?

●10位以下の主なスポーツ番組(最高のもののみ)
23.1% クラブW杯 ACミラン対浦和レッズ(NTV)
22.8% 世界陸上大阪大会 女子マラソン土佐礼子銅メダル(TBS)
20.9% ワールドカップバレー女子・日本×ポーランド(フジ)
16.0% 世界柔道 谷、塚田、棟田金メダル(フジ)
13.6% 全国高校野球選手権大会 佐賀北優勝(NHK)
12.7% サッカー北京五輪アジア地区最終予選・日本×サウジアラビア(朝日)
6.5% 世界ノルディック札幌大会 ジャンプ団体日本銅メダル(朝日)
*9.8% 巨人戦平均 

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October 24, 2007

UMBRO杯を覚えていますか?

米スポーツ用品最大手のナイキは23日、英同業のアンブロを買収することで合意したと発表した。買収額は5億8200万ドル(約660億円)。アンブロ・ブランドはナイキ傘下で存続する。アンブロはサッカーのイングランド代表チームにユニホームを提供するなど欧州では人気が高い。ナイキはアンブロ獲得で、サッカー関連ビジネスを強化する。
アンブロの2006年の売上高は約2億7600万ドル。ナイキのサッカー関連事業の売り上げは約15億ドルで、欧州を中心に拡大の余地があるとして買収に踏み切った。アンブロにとっては、ナイキの新技術やデザインなどを活用できるうえ、調達や販売網を共通化して大幅なコスト削減が期待できる。(nikkei.net)

アンブロといえばイングランド代表を始め、北アイルランド代表 、アイルランド代表、スウェーデン代表などのユニホームで有名だ。

日本では1998年からデサントを総代理店として販売している。
2003年には、その前年に開催されたW杯でのイングランド代表人気(=ベッカム効果)で売り上げを伸ばし、前年比の13%増を記録したこともある。

アンブロといって思い出すのは、1995年にイギリスで行われたアンブロカップだ。
サッカーの聖地であるウェンブリースタジアム、2000年に旧スタジアムが壊され、今年新しいスタジアムとしてお目見えしたが、この地で日本代表は一戦だけ試合をしたことがある。

日本はドーハの悲劇があり、94年アメリカW杯に出場は出来なかったが、1992年のアジア杯に優勝したことで、世界の強豪国から多少は注目される存在になった。
1995年 翌年の欧州選手権を控えたイングランドは3カ国の代表チームを招いてプレ大会を開くことになった。

Jリーグが開幕し、史上をサッカーユニホームの市場が大きくなりつつある日本は、プレ大会のスポンサーであるアンブロ社にとっても魅力的な存在である。
94年のW杯出場を逃し、ヨーロッパの一流国と是が非でも対戦を望む日本、テレビ放映権を高く売りたいイングランド 様々な思惑が絡み、スウェーデン、ブラジルそして日本が招待されることになった。
このあたりの交渉をまとめたのは古河電工のロンドン駐在員の経験を持つ小倉純二現FIFA理事であると言われている。

日本対イングランド戦は、0対0で迎えた後半開始直後にアンダートンに先制されたが、62分に三浦の左CKから井原がヘディングシュートを決め、サッカーの聖地ウェンブリーで歴史的な日本人初得点を記録。
サッカーの母国相手に引き分け寸前まで持ち込んだが、終了間際にPKで決勝点を許し惜敗した。

10000人くらいの日本人が詰め掛けたはずだ。
ロンドンの地下鉄には日本語のウェンブリーへの案内が張られた。

その後、スウェーデンには2対2で引き分け、日本代表が初めて欧州でのAマッチに挑んだ試合の評価は、決して低くはなかった。

●参考記事
オリンピックの記憶(5) 日本、スウェーデンを下す!

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September 06, 2007

YAHOO 体操日本代表のスポンサーに決定

インターネット総合情報サイトを運営するヤフーと日本体操協会は5日、同社が体操男女ナショナルチームのメーンスポンサーとなることで合意したと発表した。契約期間は来年末まで。日本代表チームへの経済的支援のほか、大会やチームの特集サイト開設などを想定している。試合着や練習着にも同社のロゴをつけるという。(毎日新聞)

ヤフーはこれまでもFIFAワールドカップのスポンサーだったほか、JOCのパートナーを務めたこともあるが、個別の競技団体のスポンサーになったのはおそらく初めてだ。

3年前のアテネ五輪で28年ぶりの団体優勝を果たした体操男子日本代表、アトランタ五輪以来3大会ぶりに北京五輪団体出場権を得た女子日本代表。
体操は五輪前半の話題の中心であり、特に男子は北京五輪でも中国と金メダル争いをすることは必至だろう。

前述のようにヤフーはアテネ五輪の時にはJOCのスポンサーを務めた。
当時まだあまり知られていなかった「アバター」のPRのための契約といわれた。
自分のアバターに「日本代表のユニホームが着せられる」という売込みだったはずだ。
ネット上で日本代表のユニホームを着た自分のアバターでサッカー談義、バレーボール談義をしようということだ。

先日閉幕した世界陸上、ネット上で情報を得ようとするときには、大会主催のIAAFの公式ページ、独占中継するTBSの公式ページ、協賛した読売新聞社のページを中心に見た。
北京五輪で体操ニッポンの情報はヤフーで、ということになるのだろう。

*昨夜NHKの世界体操選手権男子団体決勝を見た。
日本チームの旨には確かにYAHOOのロゴがある。
世界中に映像が流れているのだから、広告効果はYAHOOジャパンに留まらないことになる。

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August 15, 2007

やっぱり電通が牛耳る世界陸上

8月25日からの大阪世界陸上を前に盛り上がりに欠ける点を心配する輩がいる。
どちらかというと陸上競技に精通した人たちだ。
16年前の東京世界陸上も開幕前はあまり話題にならなかったが、大きな盛り上がりを見せ閉幕した。
当時ホストテレビ局だった日本テレビの全社員に、金一封50,000円が配られた。これをみても大成功だったことがわかるだろう。

今回はどうだろうか。
楽観視する人もいる、なぜなら電通が付いているからだ。

●IAAF世界陸上2007大阪大会 組織委員会 理事・監事
最高顧問 森 喜朗 財団法人 日本体育協会 会長
最高顧問 御手洗 冨士夫 社団法人 日本経済団体連合会 会長
名誉会長 青木 半治 財団法人 日本陸上競技連盟 名誉会長
理事(会長)  河野 洋平  財団法人 日本陸上競技連盟 会長
理事(副会長) 井上 弘  株式会社 東京放送 代表取締役社長
理事(副会長) 太田 房江  大阪府知事
理事(副会長) 下妻 博 社団法人 関西経済連合会 会長
理事(副会長) 關淳一 大阪市長
理事(副会長) 帖佐 寛章  財団法人 日本陸上競技連盟 名誉副会長
理事(副会長) 俣木 盾夫  株式会社 電通代表取締役会長
(以下略)

大阪大会の役員の一覧抜粋だ。
森元首相が最高顧問としてトップにいて、キャノン会長である御手洗氏がその次だ。
森氏は自民党文教族のドンにして日本体育協会会長、御手洗氏は経団連会長いわゆる財界総理である。
注目すべきは 理事(副会長)のポストにある俣木盾夫氏 電通の代表取締役会長だ。

日本で世界陸上の独占中継をしているのはTBS、1999年セビリア大会からだから5回目になる。
IAAF国際陸連とTBSが直接交渉したのは最初の99年分だけ、以後は電通が窓口になっている。
1999年に電通は国際陸上競技連盟(IAAF)主催の全47大会の2000―2009年の10年分の国内放映権を、一括して獲得した。その額は金額は80億―90億円(推定)。放送権は地上波に加え、衛星、ケーブル、ラジオも含んでいる。

電通はスポーツの放送権を長期で獲得し、国内で転売するビジネスを強化している。
商社のように放送権を転売することによって儲けを出すしくみだ。
世界陸上は奇数年に開催される。偶数年の夏季五輪やサッカーW杯が開催されない年にいかに稼ぐか、を考えてのことだ。

電通が持っているIAAF主催の国際大会の権利は世界陸上以外には以下がある。
世界室内陸上選手権
ワールドカップ陸上大会
世界ジュニア選手権
世界ユース選手権
グランプリ・ファイナル
世界クロスカントリー選手権
世界ハーフマラソン選手権
ワールドカップ競歩選手権

IAAFにとってみれば売りにくい商品を抱き合わせにして一括で売っている訳で、こうした大会は実はTBSで誰も見ていない日曜の深夜などに放送されている。

昨年2006年3月には読売新聞にこんな記事が載った

広告大手、電通は18日、サッカーワールドカップ(W杯)の2010年南アフリカ大会と14年の大会(開催地未定)に関するアジア地域(日本を除く)での放映権を獲得したと発表した。国外での放映権取得は初めて。国内分はすでに昨年3月に獲得している。
(中略)
07~14年に行われるFIFA主催のすべての大会の放映権も含まれている。契約金額は公表していない。対象となるのは、テレビ、ラジオ、インターネット、携帯電話に関する分野。

1999年に電通がIAAFと契約したときには明記されていなかったインターネットさらには携帯電話とはっきり明記されていることに注目である。

●参考記事
テレビ放映権は8年間で27倍 電通はW杯にとって パートナーなのか それとも敵なのだろうか?

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June 20, 2007

世界ノルディック黒字 世界バレー赤字 世界バスケ大赤字

昨年から今年にかけて、幾つかの競技の世界選手権が日本で開催されたが、収支が出揃ったようだ。

札幌市の世界ノルディック(2月22日から3月4日)は、日本勢の成績も然ることながら、観客数は92600人と目標の半分にも届かず、入場券販売収入が当初目標より1億5900万円不足、大幅な赤字が予想されていた。
ところが①国際スキー連盟からスイスフランで支払われた分配金が円安で当初の予定額より多くなった②海外メディアなどの放送施設使用料収入が予想より多かった③大会開催中に天候に恵まれ、悪天候による大会延期の事態に備えた予備費を使わずに済んだ-ため、予想を上回る収入増。入場券販売収入の不足分を上回り、8120万円の黒字となった。

円安様々である。

昨年11月に日本各地で開催された世界バレーは、9000万円の赤字となった。
入場料収入が大会前に見込んだ16億円の半分約8億8000万円しかなかったためだ。
ところが、放送権を持つTBSが経費負担に協力するなどして赤字額が圧縮されたらしい。
日本の試合は観客も多かったが、日本戦以外がだめだった。
中高生を対象に通常の入場料よりも安価で動員をかけた試合もあってこの結果だ。

日本でやる国際試合が多すぎ。
「目新しくなくなったのも原因の1つ」協会幹部も認めている。

8月に開催された世界バスケットボール
赤字がなんと13億円に上り、執行部の責任問題が浮上。
2006年度補正予算案審議の場として開かれた評議委員会において、反執行部の評議員は協会幹部の背任容疑による刑事告訴に踏み切っている。

元々の世界バスケの予算規模は24億円。入場料で14億円、自治体負担で7億円、スポンサーで1億円を見込んでいたが、参加国数が当初の16から24に増加し、さいたま市の単独開催からグループラウンドを行うために札幌市など4都市を追加した。これにより運営資金難の可能性を指摘されていたにも関わらず、個人・チームの登録料の値上げでそれを賄おうとし、大反発を受けた。
大会の検証も不十分であり、協会幹部への不信感が元凶だ。

テレビ局も協力しなすぎだった。
バスケのウラで早稲田実業-駒大苫小牧やってて完敗だった。

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May 11, 2007

ロシアの年間予算に並ぶトヨタの売り上げ

トヨタ自動車が9日発表した07年3月期連結決算によると売上高は前期比13.8%増の23兆9,480億円、GMを超える事実上の世界最大の自動車メーカーである。
この売り上げの額はロシアの国家予算とほぼ同等という巨額だ。

旧ソ連の後継国で、世界最大の面積と1億4000万を超える人口を抱えるロシアと、一民間企業の売り上げが同じとは凄い数字だ。

ロシアの直近の五輪でのメダル獲得数は、トリノ冬季五輪では金8、銀6、銅8、合計22個で4位。
アテネ五輪では金27、銀27、銅38、合計92で3位になっている有数のスポーツ大国だ。

一方、トヨタは出資している名古屋グランパスを始め、野球、バスケット、ソフトボール、陸上、ラグビー、ハンドボールにトヨタ本体でチームを持つ。
現役のトヨタ所属の五輪選手は、寺尾悟(ショートトラック)、安藤美姫(フィギュア)、そして谷亮子(柔道)の3人。思ったほど多くはない。
古田敦也ヤクルト兼任監督は立命館大学卒業後トヨタに勤務、ソウル五輪もトヨタ時代に出場している。

トヨタ自動車本体ではないが、トヨタグループ各企業では次のようなスポーツチームを持つ。不況時に球技の廃部が続いたが、持ちこたえたのがトヨタグループだ。

豊田自動織機 陸上 ソフトボール
愛知製鋼 陸上
ジェイテクト バレーボール
トヨタ車体 バレーボール 陸上 ハンドボール
豊田通商  バスケットボール
アイシン精機 バスケットボール
デンソー バレーボール バスケットボール ソフトボール 陸上
トヨタ紡織 陸上 ハンドボール
豊田合成 バレーボール ハンドボール

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May 08, 2007

年収2億5000万円の浅田真央もインターハイに出るのだろうか

高校野球の特待生制度が問題となっている。スポーツ特待をして奨学金を支給することが学生野球憲章に抵触するというのだ。

野球以外のスポーツでは特待生制度は認められており、それ自体はアマチュア規定に違反しているわけではない。
というものの、今春早稲田大学に進学した福原愛が高校生のとき、インターハイ出場の是非が問題になったことがある。
インターハイを主催する全国高校体育連の競技者規定では、プロ活動は禁止事項になっている。インターハイの競技者規定は肖像権の広告使用や企業からの金銭的支援などを禁止、プロ的活動をする福原は規定に触れていた。
しかし、高体連は福原の全国的人気や、出場による大会競技レベルの向上、さらにプロとアマの境界線があいまいになったスポーツ界の現状を考慮して県予選からの参加や、ユニホームにスポンサー名を入れないなどを条件に特例を認めた。
福原以外には、安藤美姫もインターハイ出場経験(高1)がある。

現在高校1年生で16歳の浅田真央は果たしてインターハイ出場は可能だろうか。

福原愛、安藤実姫(今年度は辞退だが)ともにJOCのシンボルアスリートであり、CMに出演してもその出演料の多くは他選手の選手強化費に当てられ、そのまま懐に入るのではない。
自身の収入は1000万~2000万といわれている。

一方、浅田真央は現在5社とCM契約中だ。

NEC・VALUESTAR  (契約終了?)
コカ・コーラ・大豆ノススメ
王子製紙・ネピア
オリンパス・μ
伊藤ハム
Nestlé エアロボックス

その契約金は推定1社5000万円といわれているので合計ざっと2億5000万円。
フィギュアスケートは莫大な費用がかかり、コーチ料、プログラム、海外の生活費など今年1年で浅田が競技生活に要した費用は約4,000万円といわれているが、それでも2億以上の黒字となる。
(実際には世界フィギュア、グランプリ、年間ランキング等ISUからの賞金も随分ある。)

19年度の冬の高校総体は山梨県。
高体連は高校生プロの登場に伴って競技者規定の見直しも図っている。
が、世界を目指す浅田サイドにとってインターハイは魅力的な大会ではない。
果たして浅田真央がインターハイに登場することはあるのだろうか。

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April 25, 2007

スカパー五輪中継に参入 バンクーバーから

スカパーで知られるスカイパーフェクト・コミュニケーションズが、五輪放送に参入することになった。
2010年のバンクーバー冬季五輪から参入の見込みだ。

とはいっても、スカパーがバンクーバー五輪を独占放送するということではない。
かつて、1980年のモスクワ五輪はテレビ朝日が独占放送したこともある。が、1984年のロサンゼルス五輪以降、NHKと日本民間放送連盟で組織するジャパン・コンソーシアム(JC)として、放送権を購入している。

このシステムは今後も続く見込みだが、一部競技の権利についてスカパーがサブライセンス(再許諾)を受ける形で放送するという。
スカパーが参入することで、これまで地上波とBSでは予選段階から放送されにくかった競技の全試合放送が可能になる。

アメリカ向けに次いで世界で2番目に高額である日本向けの放送権料はアテネ五輪で170億5000万円(読売新聞によると約185億円)。
来年の北京五輪までは既に決まっているが、その後については交渉中だ。
JC側が余りに高額なためこれ以上の値上げに反対していることから、IOCがスカパーに接触してきたらしい。

スカパーの参入によって特定の競技がスカパーで放送されることになるのではないか。
現在の日本の五輪中継は日本人選手にのみ焦点を当てすぎだ。
とにも、高額な放送権を回収しようと、高視聴率の獲れる種目の放送に偏りすぎている。
冬季五輪のハイライトであるはずのアルペンすら露出が少ない。
歓迎すべきスカパーではないか。

●夏季五輪テレビ放映権料

日本向け

アメリカ向け

欧州向け

1988

775000万円

3億㌦

2800万㌦

1992

88億円

40100万㌦

9000万㌦

1996

1044750万円

45600万㌦

25000万㌦

2000

1427000万円

71500万㌦

35000万㌦

2004

1705000万円

79300万㌦

39400万㌦

2008

198億円

89400万㌦

44300万㌦

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April 11, 2007

PUMA買収される

フランス小売り業大手のPPR社は10日、ドイツのスポーツ用品プーマ社(PUMA)を買収すると発表した。
買収総額は53億ユーロ(約8450億円)。
PPRは、高級ブランドのグッチ、イヴサンローランなどを傘下に持ち、世界的に知名度の高いプーマをグループに加え、ブランド戦略を欧州、アジアなどで幅広く国際展開する模様。
プーマの世界売上高は約23億7000ユーロ(3800億円)で、米ナイキ、独アディダスに次ぐスポーツ用品世界3位。

よく知られていることだが、ドイツの二大スポーツメーカー アディダスとプーマの両社はともにダスラー兄弟によって設立されている。
もともと兄弟で靴つくりをしていたが、兄弟の確執から別れ、兄のアディがアディダス、弟のルドルフがプーマを作った。

先述のように世界的な売り上げではアディダスがプーマを上回るが、昨年のドイツW杯出場国における契約数をみるとプーマがアフリカ代表5か国を含む12か国に代表チームのユニフォームを提供し、ナイキの8か国、アディダスの6か国を押さえていた。

PUMA 12カ国
イタリア、チェコ、スイス、ポーランド、コートジボワール、アンゴラ、チュニジア、ガーナ、トーゴ、サウジアラビア、イラン、パラグアイ

adidas 6カ国
日本、フランス、スペイン、ドイツ、トリニダード・トバゴ、アルゼンチン

NIKE 8カ国
ブラジル、アメリカ、メキシコ、クロアチア、ポルトガル、オランダ、オーストラリア、韓国

アルミン・ハリー
プーマと契約し、初めて五輪で金メダルを獲ったのは1960年ローマ五輪陸上男子100mのアルミン・ハリー(西ドイツ=当時)。
ベルリン五輪4冠王のジェシー・オーエンス、後年のカール・ルイスと並び陸上短距離史に名を残す大ランナーである。

とにかく反応時間~スタートの合図を知覚して実際に走り出すまで~が早く、史上最短ではないかといわれている。
100mのベストは手動計時による10秒0だったが、ハリーが活躍していたのは今から50年近く前。
現在のシューズ、ウエア、トレーニング法がハリーの時代にあったら、9秒7台が出たという人もいる。

このアルミン・ハリー、元々アディダスを使っていたのだが、ローマ五輪決勝前にアディダスに金銭を要求した。
アディダスに断られるとプーマに話を持って行き優勝。
表彰式を前に再びアディダスのシューズを履くからと、アディダス側にも金銭を要求。
アマチュアリズムの徹底していたこの時代に驚くべき商才を発揮した。
ローマ五輪から20年目の1980年には、320万マルクの詐欺を働き、18ヶ月の執行猶予を受けたという記録も残っている。

ローマ五輪100m決勝のビデオはここで見ることができる。
確かに速い。

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March 01, 2007

松坂大輔の背後にあるFUNAIのロゴの謎

ボストンレッドソックスに移籍した松坂大輔が、日本のメディアのインタビューを受ける際にその背景にFUNAIのロゴが並んでいる。
FUNAIとは船井電機のことで、大阪に本社のあるテレビ、DVDメーカーだ。
日本国内よりも海外(輸出)に力を入れている企業で、知名度も海外のほうが高い。
PGAツアー(ゴルフ)にFUNAI Classicがあり、アメリカでスポーツのスポンサーも手がけている。
ゴルフに続いてメジャーリーグにも進出した、と思っていたらちょっと様子が違う。

船井電機は確かに今季になって約90万ドルでレッドソックスとスポンサー契約をした。
が、この契約は松坂及び やはりレッドソックスに移籍した岡島秀樹のインタビューに限って船井のロゴの前で行うというもの。

もともとレッドソックスは同じマサチューセッツ州が創業の地であるダンキンドーナッツが大スポンサーであり、長い間選手・監督のインタビューはダンキンドーナッツのロゴの前で行われてきた。(野茂がレッドソックスにいたときもそうだった)
今季も二人の日本人投手以外のインタビューでは変わらないらしい。

レッドソックスが松坂に費やした金額は1億320万ドル。
莫大な金額だが、回収の目途も立っているようだ。

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November 16, 2006

松坂大輔60億円>西武+巨人の年棒総額

ポスティングによって松坂大輔の交渉権は、ボストンレッドソックスに行くことになった。
この額がなんと5111万ドル(約60億円)という。

Shihaika__1NPBの選手会のHPに2005年度の日本のプロ野球の球団別の年棒の総額が出ている。
これによると西武球団は支配下選手61名の年棒合計が225,335万円。
この数字は12球団中 巨人、中日、ソフトバンク、横浜、阪神に次いで6位。
金満ぶりが指摘される巨人でも支配下選手62名の年棒合計は387,274万円に過ぎない。

日本の球団はもちろん、06年の大リーグ球団でもロイヤルズの4729万ドル、ロッキーズの4113万ドルなど5球団の総年棒をも上回る莫大な金額だ。

西武球団に支払われる60億円は、来季の全選手の年棒、さらには再来季の年棒を支払ってもまだ10億円以上のおつりが来ることになる。

▼広島黒田もMLB?
11月14日の毎日新聞夕刊コラムによると、広島黒田博樹は、来季カープに残留が決まったが、2年目には大リーグ入りの要望には応じる契約内容になっているという。
先の選手会のHPによると広島球団の選手年棒総額は153,210万円。
これではポスティングによって15億円位で入札されれば、広島の1年分の年棒が支払えてしまう。

大リーグ全体の業績が好調らしい。
今日付けの毎日新聞には「大リーグは今、黄金時代を迎えている。今年の観客動員数は7600万人以上。3年連続で大リーグ記録を更新した。収益は52億ドル(約6084億円)に達し、マーケットが中小規模のチームで経営状況が改善された」とある。

まてよ、田口壮のいるカーディナルスが今年のWシリーズを制したけども、視聴率は史上最低だったはずだ。
なんで業績が好調なんだ?
MLBのWシリーズ平均視聴率とNFLのスーパーボウル視聴率を比べてみた。
1980年には32.8%を稼いでいたWシリーズもここ10年は10%台に下がっている。
一方のスーパーボールは40%以上を常に稼ぐ世界一のスポーツ番組だ。

●Wシリーズとスーパーボールの視聴率
Year MLB NFL 
2000 12.4 43.2
2001 15.7 40.4
2002 11.9 40.4
2003 13.9 40.7
2004 15.8 41.4
2005 11.1 41.1
2006 10.1 41.6

スーパーボールに比べて視聴率は4分の1に過ぎないWシリーズ。
テレビ視聴率が芳しくない中で、未曾有の好景気である大リーグ。
このしくみは解明する必要がありそうだ。

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July 02, 2006

そこまで中国市場は大事か?バドワイザー 百威に

W杯の各スタジアムにはFIFAパートナーを務める世界中の企業のロゴが並んでいる。
日本戦とそれ以外の試合で若干異なる広告を出した企業があることに気づいただろうか。

AVAYAアバイアは、世界の100万社以上の企業に、コミュニケーション・ネットワークの設計、構築、管理を提供しているFIFAパートナーのひとつだ。
このAVAYA社 日本戦のみ英字ロゴの隣に「日本アバイヤ」と併記した。
まだ、日本では知名度の低い同社、この「日本アバイヤ」をテレビで眼にした視聴者が一斉に日本アバイアのHPにアクセスしたという。
例えば初戦の豪州戦のときだけでも通常の2週間分のアクセスが集中した。

では、金曜日から始まった準々決勝でそれまでと広告を変えた企業が1社あった。
そう、バドワイザーだ。
BUDという英字のあとに「百威」という漢字のロゴが入った。
もちろん、中国のテレビ視聴者を対象にしたものだ。
ご存知のように中国はアジア第一次予選で敗退、2度目のW杯出場はならなかったのだが、存在感を見せ付けられた感じだ。
サーチナ総合研究所の中国消費者のビールブランドイメージ調査によると、中国人の飲用予定のビールブランドの1位は「チンタオ青島」32%、「燕京」19%「バドワイザー」は15%強で3位にいるようだ。

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April 25, 2006

カー娘のクリアファイルをくれるの? HISさん

トリノ五輪で大活躍し、空前のカーリングブームの火付け役となったチーム青森のメンバー5人が24日、青森市内で会見。5月上旬からオンエアされる旅行会社「エイチ・アイ・エス」のCMに初出演することを発表した。 CMは「夏っ飛び編」と「カーリンググラフ編」の2パターン。アロハシャツを着たチーム青森が投げるストーンがキーアイテムとなっている。小野寺歩は「オファーをいただいたときは、ただただ驚きばかりでしたが、このCMで精一杯PRできれば」と笑顔で答えた。 (sanspo)

His昨夜の報道ステーションで見た。
カーリングとアロハシャツというところがミスマッチでよろしんじゃないでしょうか。
HISでは、北海道日本ハムのSHINJOがCMに出ているときはSHINJOのクリアファイルをくれたそうだが、今後はカー娘のクリアファイルをくれるのだろうか?

トリノ五輪が不振だった割にウィンタースポーツ選手のCMが続々と決まっている。
村主章枝は水鳥寿思とともにビジネスウエアのはるやま商事のCMに、浅田真央はネピアのCMに出演する。

ネピアって王子製紙だよね、CMよりもスケート部を復活しろよ!

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April 19, 2006

ワールドカップ スポンサー企業の契約金は430億ドル

国際サッカー連盟(FIFA)は18日、UAEのエミレーツ航空が2007年から14年まで「公式パートナー」としてスポンサー契約を結んだと発表した。
協賛金は1億9500万ドル(約224億円)。公式パートナーは6社に限られたFIFAの最高レベルのスポンサー契約だ。

エミレーツ航空は、それが2010年と2014年のW杯そして、FIFA主催の大会全てに協賛し、企業名を付けることができる。
そして2010年南アフリカW杯では貨物サービスを提供する。

昨年、FIFAと契約したアディダス社の契約額は3億5100万ドル。
そして、その2億1500万ドルを現金で支払ったとされている。
スポンサー企業は、彼らのブランドとサッカーをリンクづけるために、広告からスポンサー(後援、協賛)に立場が代わってきている。この7年間でスポンサー企業の支払う額は430億ドルと2倍の価値になった。

▼エミレーツ航空のスポーツ戦略
「サッカーは世界で最も人気があるスポーツです、そして、スポンサーになることによってはエミレーツ航空が世界的なブランドになるのを助けます」と、エミレーツ航空のSheikh Ahmedがドバイでの記者会見で言った。
エミレーツ航空は、2005年まで4年の間プレミアリーグチェルシーのユニフォームスポンサーになって、世界進出の内の1つをサッカーにした。
続いてライバル、アーセナルが8月に移る新しいスタジアムのネーミングライツのために1億ポンド(1億7700万ドル)を払っている。
さらに先月、F1 マクラーレンチームのスポンサーになることにも同意した(但し、金額は明らかにされていない)。これによってラグビー、クリケット、競馬、ヨット、ゴルフ、テニスとそのスポーツポートフォリオを拡大している。

▼W杯のTV視聴者は300億人
FIFAは、述べ300億人のテレビ観戦者と予想する今年のW杯の後、そのスポンサープログラムを再検討していた。
2007年からの8年間の公式パートナー6社はアディダス、コカコーラ、ビザインターナショナル、ヒュンダイ自動車とソニー。
最高ランクのスポンサーはこれで全て決まったことになる。

FIFAは、今年のW杯のスポンサーから、6億4200万ユーロ(7億8600万ドル)を集めた。
2007年からのスポンサーシステムは、これからの2回のW杯本大会でその金額を40パーセント上げる。
「W杯はテレビ視聴者のための世界で一番のイベントです。そして、その数は五輪よりはるかに多い」と、FIFAのブラッター会長は言う。

▼北京五輪もすごい
比較にされたIOCマーケティングチーフ ゲルハルトハイベルク委員長がいうには、北京五輪でTOPスポンサーからの契約金は8億6600万ドル(約1022億円)。
一方、中国国内マーケティング事業が既に10億ドル(約1180億円)以上の収入を確保したことを明らかにしている。中国の経済発展を反映する好調ぶりで、同委員長は「過去のすべての数字を上回り、しかも交渉はまだ続いている」と話す。
北京五輪の国内収入は、IOCが世界の一流企業から集める高額協賛金をも超えていることになる。

▼参考記事
SONYのスポーツマーケティング戦略
アカシックレコードさん エミレーツ航空をどう見ます?

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April 13, 2006

日本サッカー協会 アディダスと160億円の巨額契約 バレーボールの33倍規模

日本サッカー協会が来年度から、スポーツ用品メーカーのアディダス・ジャパンと8年間で約160億円のサプライヤー契約を結ぶことが明らかになった。日本代表のユニホームの支給なども含まれるが、日本スポーツ界では初めての高額契約となる。 協会は99年からアディダス・ジャパンと年間約8億円でスポンサー契約(現物支給を含む)を結んできた。今回の契約は年間、約20億円で、一気に2.5倍へと大幅アップする。 日本代表人気で、契約料がアップしたことに加え、アディダスのライバルのナイキ社がスポンサー契約に乗り出したことから、契約金額が一気に高騰した。 asahi.com

日本代表のユニホームは1998年までは、日本でアディダスの代理店を務めていたデサントと、プーマ、アシックスの3社が持ち回りで提供する形を取っていた。
しかし99年からの5年契約を決める入札には、この3社に加えてナイキも参入。
地元開催の2002年W杯をにらんで競争は過熱、契約金は約4倍に高騰、アディダスが30億円で日本サッカー協会と契約しているといわれていた
今回の契約更新にナイキ社が再び参入してきたため、大幅な金額増になったということらしい。

▼マンUも莫大な契約
サッカーが莫大な金額を動かす例をもうひとつ。
米保険大手、AIGグループは6日、英サッカー・プレミアリーグの名門、マンチェスター・ユナイテッドとの間でユニホームのスポンサー契約を締結した。
英紙フィナンシャル・タイムズによると、契約額は4年間で5650万ポンド(約114億6600万円)。年間では約1400万ポンドとなり、韓国のサムスンが、チェルシーと契約した年間1100万ポンドを上回る、英サッカー史上最高額となる。

▼かつてはシャープ
マンチェスターはこれまで英携帯電話大手、ボーダフォンと契約していた。
さらにその前はなんとシャープと契約していた。
マンUがトヨタカップで来日したとき、ベッカムやキーンの胸にはSHARPのロゴがあったものだ。
液晶TVのトップメーカーシャープも、海外でのブランド確立ができていない。
このとき、もう少し我慢していれば…。

▼バレーボールは6000万 サッカーの1/33
サッカーの規模の大きさは、他の競技と比較すれば一目瞭然だ。
日本バレーボール協会が2005年1月、初の入札による業者選定方式で、全日本チームが用いるユニホーム、シューズ、サポーターのオフィシャルサプライヤーを決定した。
男子の各用品はアシックス、女子はミズノに、それぞれ決まった。
これ以前も、男子はアシックス、女子はミズノだったのだが、2005年1月からの2年間で、最低入札価格はウエアが3500万円、シューズが2000万円、ひざやひじにあてる競技用サポーターが500万円。アシックス、ミズノとも3点一式で落札した。

バレーボールは、サッカー、野球に次いでメディア露出が多い競技だ。
メグカナやかおる姫、スターを作り出すのもうまい。
それでもこんな額でしかない。
それでも協会の収入は年間で6000万円以上増すことになり、協会は喜んでいる。


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April 11, 2006

VISAがMasterCardに代わってFIFA公式パートナーに決定

クレジットカード大手のVISAは7日までに、国際サッカー連盟(FIFA)のスポンサーの「公式パートナー」になる8年契約を結んだ、との声明を発表した。金銭的な条件には触れなかったが、最高で2億ポンド(約418億円)規模との情報がある。 期間は、2007年1月から2014年まで。W杯の2大会、女子W杯で広告活動などが認められる。1990年以降、公式パートナーとなっていたクレジットカードのライバル、マスターカードに代わる。VISAは、五輪、ラグビーW杯も協賛している。(CNN)
このニュースに驚かされたことは、長い間VISAは五輪、マスターはW杯とすみわけされていたスポンサーが、どちらもVISAになったこと、そしてこのニュースが日本ではほとんど流れなかったことだ。 IOCのスポンサー、FIFAのスポンサーについては何度も書いてきているので省略するが、VISA-マスターのライバル関係は、は富士フィルム-コダックとならんで興味深かっただけに、残念な気もする。

下記が2006年W杯ドイツ大会の公式スポンサーでその下が2007年から2014年の8年間に渡って長期契約をしたスポンサー。
フィリップス、東芝に代わっていよいよソニーが出てくることも話題だ。

Official partners of the 2006 FIFA World Cup

adidas
www.adidas.com

AVAYA
www.avaya.com

バドワイザー
www.budweiser.com

コカコーラ
www.coca-cola.com

コンチネンタル
www.conti-online.com

ドイツテレコム
www.deutschetelekom.com

エミレーツ航空
www.emirates.com

富士フィルム
home.fujifilm.com

ジレット
www.gillette.com

ヒュンダイ自動車
www.hyundai-motor.com

マスターカード
www.mastercard.com

マクドナルド
www.mcdonalds.com

フィリップス
www.philips.com

東芝
www.toshiba.co.jp

YAHOO www.yahoo.com

FIFA Official partners 20072014

SONY

COCACOLA

adidas

VISA

IOC TOP企業

ノンアルコール飲料

コカコーラ

クレジットカード

VISA

フィルム・写真画像

コダック

生命保険

マニュライフ

時計・計測機器

オメガ

無線通信機器

サムスン

AV放送機器

松下電器産業

IT関連

アトスオリジン

電機ほか

GE

レストラン

マクドナルド

ヘルスケア

ジョンソンアンドジョンソン

PC

レノボ


TOPとはIOCが1988年に導入したスポンサー制度の略称で、全世界で五輪ロゴを利用した広告や製品販売の権利が認められている。

マニュライフ・ファイナンシャル社は、この度、米国有数の保険会社であるジョン・ハンコック社と正式に合併し、ジョン・ハンコック社はマニュライフ・ファイナンシャル社の子会社のひとつとなった。

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April 04, 2006

W杯出場32カ国のウエア PUMAが1位 NIKEが2位 adidasは3位

スポーツメーカーにもW杯は大きな見本市と位置づけられている。
1998年フランスW杯でアディダス社のフランス国内での売り上げは300%上昇したというはなしも残っている。
YOMIURI ON LINEにこんな記事を見つけた。

6月にはサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会が控える。選手らを支えるスポーツブランドも、世界市場をにらみ、スポンサー契約でしのぎを削る。W杯に向けた国際試合では、「プーマ」がアフリカ代表5か国を含む12か国に代表チームのユニフォームを提供し、「ナイキ」の8か国、「アディダス」の6か国を押さえた。

2006年ドイツW杯においては上記読売記事にあるようにプーマが出場国の1/3を押さえ1位となっている。

PUMA 12カ国
イタリア、チェコ、スイス、ポーランド
コートジボワール、アンゴラ、チュニジア、ガーナ、トーゴ
サウジアラビア、イラン、パラグアイ

adidas 6カ国
日本
フランス、スペイン、ドイツ
トリニダード・トバゴ、アルゼンチン

NIKE 8カ国
ブラジル、アメリカ、メキシコ
クロアチア、ポルトガル、オランダ
オーストラリア、韓国

上記で26カ国、残る6カ国がどこのメーカーと契約しているかも調べてみた。

スウェーデン アンブロ/UMBRO
イングランド アンブロ/UMBRO
セルビア・モンテネグロ ロット/LOTTO
ウクライナ ロット/LOTTO
エクアドル マラソン/marathon
コスタリカ Joma

イングランドとスウェーデンがアンブロ、セルビア・モンテネグロとウクライナがロット、残るエクアドルとコスタリカはマラソンとJomaだった。
かつて、サウジアラビアは、国王がデザインしたというユニフォームを着ていたものだが、近年随分と国際化、商業主義化したものだ。
イランも不思議なデザインだった。

日本代表のユニホームは1998年までは、日本でアディダスの代理店を務めていたデサントと、プーマ、アシックスの3社が持ち回りで提供する形を取っていた。
しかし99年からの5年契約を決める入札には、この3社に加えてナイキも参入。
地元開催の2002年W杯をにらんで競争は過熱、契約金は約4倍に高騰、アディダスが30億円で日本サッカー協会と契約しているといわれている。

先述のように元々日本ではデサントがアディダスのライセンスを27年間に渡って持っていたが、1998年2月に日本法人アディダスジャパンを設立。
アディダスの日本市場にかける意気込みを示した。

アディダスは1920年 ドイツ・ニュルンベルク近郊のヘルツォーゲンアウラッハで設立された、靴製造の会社「ダスラー兄弟商会」がその起源だ。
兄のルドルフが販売、アドルフが生産を主に担当していた。
アディダスは1936年のベルリン五輪を機に爆発的に売る上げを伸ばし、スポーツ界のトップブランドへ成長していく。
そして1948年 「ダスラー兄弟商会」は解消され、アドルフはアディダス社を設立。
兄ルドルフはRUDE社を設立。これが翌年、プーマ社となり今日に至っている。

現在日本では、PUMAのレトロ風なバッグを持つ女の子を良く見かける。
その裏にはテレビドラマ「ごくせん」のヤンクミこと仲間由紀恵がプーマのウェアを着用したという影響も少なからずあるらしい。
また、有名なプーマのマークは本当はチータである。

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April 03, 2006

JOCが肖像権を持つシンボルアスリート 06年はこのメンバーで

JOC(日本オリンピック委員会)は3月31日、選手の肖像権を使用し、企業から協賛金を募る「シンボルアスリート」として柔道の谷亮子(トヨタ自動車)や卓球の福原愛(グランプリ)ら夏季競技の6選手が契約に合意したと発表した。
競泳の柴田亜衣(チームアリーナ)が新たに加わった。
谷、福原のほか柔道の井上康生、(綜合警備保障)、陸上の末続慎吾(ミズノ)、レスリングの浜口京子(ジャパンビバレッジ)は昨年に続く契約。契約期間はことしの12月末までとなっている。
協賛金3億円で協賛企業を募るこの事業は昨年から開始されたものだ。
北京五輪の2008年まで契約する「オフィシャルパートナー」が25社も集まるなど好調で、JOCの大きな収入源となっている。

トリノ冬季五輪フィギュアスケート女子金メダリスト荒川静香(プリンスホテル)ら冬季競技5選手との契約は6月末まで残っている。

選手名

主な競技実績

備考

荒川静香

フィギュアスケートトリノ五輪金メダル

066月まで

村主章枝

4位 06年世界フィギュア銀メダル

同上

安藤美姫

15

同上

葛西紀明

ジャンプトリノ五輪代表

同上

岡崎朋美

スピードスケートトリノ五輪500m4

同上

室伏広治

アテネ五輪ハンマー投げ金メダル

辞退

末續慎吾

2003世界陸上200m銅メダル

井上康生

柔道シドニー五輪金メダル

谷亮子

柔道シドニー・アテネ五輪金メダル

浜口京子

レスリングアテネ五輪銅メダル

福原愛

卓球アテネ五輪代表

柴田亜衣

競泳アテネ五輪800m金メダル

新規

 

JOCは選手の肖像権を一括管理しCMなどに利用していたが、権利意識の高まりなどを受けて肖像権を選手へ返還することを決定。 新たに、契約により預けてもらう方式を導入した。 シンボルアスリートは1年間、最高2000万円で肖像権を預けるという制度だ。 05年から始まったこの制度の目玉だった室伏広治は06年は辞退した。
ミズノによると、室伏と話し合った結果、本人の肖像権に対する考え方を尊重したという。室伏は「今後は競技の分野で今まで以上に活躍するとともに、競技以外の分野でも活動の幅を広げ、スポーツ界の発展に寄与したい」とコメントした。 (中略)室伏は「目玉選手」の一人としてJOCスポンサーのロッテや味の素のCMに出演した。(共同通信2005年12月19日)
室伏同様に辞退するとみられていた卓球の福原愛、柔道の谷亮子は一転、今年も継続することになった。
卓球の福原愛(17)=グランプリ=が、日本オリンピック委員会(JOC)のシンボルアスリート(SA)契約を続ける意向であることが14日、わかった。父の武彦さんが明らかにした。「少なくとも北京五輪(08年)までは続ける責任がある。JOCや協会の役目は大事。周囲にも理解を得たい」としている。 SA契約はJOCの肖像権ビジネスの柱だが、昨年末、陸上の室伏広治(ミズノ)が「自由な活動ができない」などとして契約更新を辞退し、柔道の谷亮子(トヨタ自動車)も同じ意向を示している。武彦さんは、周囲に辞退を勧める声があったことを認めながら「愛はまだ若く、JOCには今後も長くお世話になる。金銭的な問題は二の次」と話している。(asahi.com 06.03.14)

谷クラスなら、シンボルアスリートを辞退していればCM1本で4~5000万円の契約が結べるはずだが、あえて辞退したことになる。
所属のトヨタの意向もあるだろうし、柔道や他競技の五輪を目指す後進に役立ちたいとの意思もあるのだろう。

シンボルアスリートを辞退しているのは高橋尚子、野口みずき、北島康介、野村忠宏、上村愛子など。
この問題については様々な考え方があっていい。
ただ、ある競技で見られたような、シンボルアスリートのおかげで代表選考に影響が出ることは、もう辞めてもらいたい。

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March 22, 2006

野球日本代表とアサヒビールとの蜜月関係は今後も続くのだろうか

WBCで日本代表が優勝し、その視聴率は平均43.4%、瞬間最高視聴率は56.0% と野球の歴代3位の高視聴率を記録した。

アサヒビールは3月3日~5日のWBC1次リーグ日本ラウンドのメインスポンサーと日本代表チームのスポンサーを務めた。
日本代表のユニフォームの片方の袖には「日の丸」が、反対側にはアサヒビールのマークがあり、ヘルメットには、KONAMIのロゴがあった。

日本代表チームとスポンサー企業という点では、サッカーとキリンビールグループがよく知られている。
現在の契約は2001年に結ばれたものだ。
キリンビール、キリンビバレッジ、キリンシーグラムのキリングループ3社と日本サッカー協会の間で、日本代表チーム公式スポンサーとして契約をした。
契約期間は2001年4月1日から2007年3月31日までの6年間、契約総額は推定70億円といわれている大型契約だ。

この中には、キリンカップを含む国内の日本代表戦の冠スポンサー権のほか、日本代表戦のチケットキャンペーン権、日本代表練習ウェア等への社名表示権、日本代表エンブレム、マスコット、選手集合肖像の広告・販促活動への使用権などが含まれている。

キリンビールのライバル企業であるアサヒビールは、プロ・アマ球界が合同で日本代表のチーム運営にあたる全日本野球会議と、新日本石油とミズノとともに4年で10億円のスポンサー契約をしている。
1年当たり2.5億円、キリンとサッカー協会との契約と比べると割安感は否めないところだが、現在の契約は2008年の北京五輪まで(正確には12月末まで)だ。

広く知られているように野球はソフトボールと並び、北京五輪をもって五輪正式種目から外れることが決まっている。
問題はこの後だ。
「北京五輪以降はどうなるのか。スポンサーからの資金がなくなれば、プロだけでなく、国内外のアマ球界への影響は計り知れない」と関係者の不安は大きい。

五輪に出場するプロ選手の出場報酬と各球団への補償金は、実はこのスポンサー料の中から賄われた。
アマ主体で臨むIBAF(国際野球連盟主催)のW杯などの日本代表の合宿や遠征費用もここから出されており、スポンサー料の減少は強化活動の縮小につながる。
昨年はじめて開催され、千葉ロッテが韓国サムスンを破った「アジアシリーズ」もスポンサー料が支えていた。
アサヒビールが日本の野球界の改革の行方を握っているといっても過言ではない。?

2016年五輪で野球が復活を果たすためには、欧州、アフリカ等での普及が前提となる。
大リーガー派遣に後ろ向きで五輪の野球への関心が低い米国は、WBCの成功を受けさらに五輪軽視を強めるかもしれない。

日本は米国に代わってその旗振り役を務めなければならない。
あるいはWBCがあれば五輪復帰は必要ないというのだろうか?

確かに今回のWBCは面白かった。
とはいえ、運営面は一方的に米国が決めたものだ。「大リーグ機構のエキシビションマッチに過ぎない」大会に日本が乗せられただけという辛らつな言い方もできる。

野球日本代表とアサヒビールとの蜜月関係は今後も続いていくのだろうか。

●参考記事
王貞治は3回泣いた 台湾紙

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March 16, 2006

企業スポーツの理想型といわれた旭化成 ついにバレー部廃部を発表

90年代の不況時に相次いで企業のスポーツ離れが起き、多くの選手を抱えなければならない球技を中心に廃部が続いた。
その中で旭化成はその独特の理念で日本の企業スポーツを支えてきた企業だったが、このほどバレーボール部の廃部を発表した。

旭化成は1956年のメルボルン五輪以降、夏季五輪に選手を送り出している。
柔道なら古くは日本人初の無差別級王者上村春樹(1976年)、誤審に泣いた篠原信一(2000年 現在は天理大監督)、アテネ五輪66キロ級金メダルの内柴正人も旭化成の所属だ。
マラソンを中心とした陸上は宗兄弟(76・80・84年)、東京世界陸上(1991年)優勝の谷口浩美、バルセロナ五輪(1992年)銀メダルの森下広一などがいた。
現在もバレーボール部在籍の南克幸の父南将之氏(故人)はミュンヘン五輪金メダルメンバーの一人で、五輪の金銀銅全てのメダルを持つ。

これまでの五輪で同社の社員が獲得してきたメダルは柔道、陸上の個人種目だけで金3、銀3、銅1。団体競技のバレーボールを含めれば金4、銀4、銅2にもなる。

旭化成広報部によると、「業績は不景気の時のように、悪い状況ではない」。
バレーボール部員は15人で陸上部、柔道部とほぼ同数。数億円かかる年間の活動費も「大差はない」という。

旭化成の運動部のモットーは、『よき社会人たれ、よき企業人たれ、そして、オリンピックの勝者たれ』。オリンピックに勝つことより、よき社会人・企業人になることを優先している。

近年の企業スポーツは福利厚生よりも広告の要素が強くなっている。終身雇用制の中でスポーツと社業を両立するのではなく、スポーツのみのセミプロ的な契約社員が増えている。
バレーボールの世界では、プロ化こそしていないものの、外国人選手や全日本クラスの選手は契約社員であることが多い。
外国人選手の活躍がリーグ順位を左右する中、旭化成はこれまで外国人選手を獲得せず、日本人だけで戦ってきた。
ところが、全日本のエースでもある甲斐祐之を契約社員として獲得し、今季は15人の選手中3人が正社員ではなかった。しかしVリーグの順位は4季連続の最下位の8位。廃部は、同社の「職場の社員を育てる」理念との乖離のようだ。

企業スポーツの理想型が旭化成にはある、といわれ続けてきたがその限界が来たということだろうか。

今後チームは譲渡先を探し、6月までは存在する見込みだ。
だが、譲渡先を見つけることは難しいだろう。女子バレーで今季限りで活動停止する茂原アルカスも消滅の危機にある。
プロ化、セミプロ、アマチュアの問題はバレーボールだけでなく、bjリーグをスタートさせたバスケットもアイスホッケーも同様だ。

*ひとつ疑問がある。バレー界にはVリーグの下にV1リーグその下に地域リーグがある。
旭化成は今季V1チームとの入れ替え戦に勝ったのだが、自ら下部リーグに降格することはなぜしないのだろう。
旭化成の一社員として社会人・企業人の自覚を強く持って運動部の活動をすることが目的ならトップリーグであるVリーグにいなくても良く、セミプロ化の問題に頭を痛めることもないと思うのだが。

●旭化成所属選手の五輪出場

柔 道
1976年 
  上村春樹 無差別級 金メダル
1988年 
  大迫明伸 86kg級 銅メダル
1996年
  中村兼三 71kg級 金メダル 
  中村行成 65kg級 銀メダル 
  中村佳央 95kg級 7位
2000年
  篠原信一 100kg超級 銀メダル
  中村兼三 73kg級 出場
  中村行成 66kg級 7位
2004年
  内柴正人 66kg級 金メダル
  塘内将彦 81kg級 出場
  高松正裕 73kg級 出場

陸 上
1956年 2名参加
1960年 4名参加
1964年 6名参加
1968年 1名参加
1976年 
 マラソン 宗茂 20位
1980年 
 マラソン 宗茂 -
 マラソン 宗猛 - 
1984年 
 マラソン 宗猛 4位
 マラソン 宗茂 17位
1988年 
 10000m 米重修一 決勝17位
 5000m 米重修一 予選11位
 マラソン宮原美佐子 29位
1992年
 マラソン 森下広一 銀メダル
 マラソン 谷口浩美 8位
 10000m 大崎 栄 予選14位
1996年 
 マラソン 谷口浩美 19位  
 10000m 千葉真子 5位  
2000年 
 マラソン 川嶋伸次 21位
 マラソン 佐藤信之 41位
2004年
 10000m 大野龍二 19位

バレーボール
1964年 南将之 銅メダル
1968年 南将之 銀メダル
1972年 南将之 金メダル
1988年 南克幸(当時法政大)出場
1992年 南克幸 出場

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March 06, 2006

大分ビッグアイは九州石油ドームに 

大分スポーツ公園総合競技場=通称ビッグアイのネーミングライツ取得について、九州石油は大分県と合意に達し、2006年3月1日より名称を九州石油ドームとすることとなった。

九州石油ドームは、2002年W杯 九州唯一の会場であり、大分トリニータの本拠地であるほか、2008年大分国体のメイン会場として使用されることが予定されている。
また、「九州石油ドーム」以外にも野球場、サブグラウンド、投てき場のネーミングライツも併せて取得し、それぞれ「ストーク球場」、「ストークグラウンド」、「ストークフィールド」とすることに決まった。
期間は平成18年3月1日~平成21年2月28日3年間。
契約金額は3年間で2億1千万円。

九州石油は大分市内に製油所を持ち、九州地方を中心にガソリンスタンドを展開。
同社は「九州への社会貢献の観点から応募した」としている。
大分県は2004年11月に募集を開始。
年額1億円で5年間という当初の募集に対しては応募はなく、条件を緩和していた。

●ネーミングライツ導入競技場 

球技場

所在地

 契約額

 味の素スタジアム

調布市

 12億円/5

 日産スタジアム

横浜市

 235,000万円/5

 フクダ電子アリーナ

千葉市

 5億円/5年半

 ユアテックスタジアム仙台

仙台市

 7000万円/3

 九州石油ドーム

大分市

 21千万円/3年間

 長居陸上競技場

大阪市

 新潟スタジアム

新潟市

    野 球 場

 フルキャスト宮城

仙台市

 2億円/2

 インボイスSEIBUドーム

所沢市

 5億円/2

 スカイマークスタジアム

神戸市

 2億円/3

 ヤフードーム

福岡市

 25億円/5

長居陸上競技場も導入へ
大阪市は2007年世界陸上選手権のメイン会場で、セレッソ大阪の本拠地でもある長居陸上競技場のネーミングライツを売却する方針を固めた。
同競技場の04年度の年間利用者数は約44万人で、使用料収入は約1億1600万円と伸び悩む一方、維持費は約5億円に達する。抜本的な財政改革に取り組む中、新たな財源を確保することが狙い。
マスコミで取り上げられる回数が長居競技場と近い味の素スタジアム(東京都調布市)のネーミングライツ年間約2億4000万円を参考に、販売価格を決める。
世界陸上開催に関して、企業名を冠した施設は使用できないため、実際の売却は選手権後になる。

ビッグスワンも募集中
また、Jリーグで年間観客動員数1位を誇るアルビレックス新潟のホーム戦を中心に年間100万人の入場者を集めている新潟スタジアム(愛称ビッグスワン)ですら、維持費や人件費がかさみ、04年度は2億4000万円の営業赤字を出している。
このため、新潟県はビッグスワンの命名権を売却すると発表。年間1億2000万円以上で、5年以上の契約を条件とし、大手広告会社数社を通じて企業を募集し、新名称は2006年度から導入としているが、間に合うだろうか。

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February 15, 2006

「びっくりドンキー」って最近よく聞くんですけどなんですか?

数日前にジャンプの実業団チームの変遷についての記事を書いた。
ウィンタースポーツも他のスポーツ同様、90年代以降その環境は大きく変わっている。

びっくりドンキーとは男子500mで4位に入賞した及川祐の所属先企業である。
筆者もなにをしている会社か最近まで知らなかった。ホームセンターかと思っていた。
実は、札幌市を本拠とするハンバーグレストラン。全国展開しており300店近くがある。

及川は北海道・池田高~山梨学院大学卒業だが、清水宏保や岡崎朋美のように若い頃から有名な選手だったわけではない。
「遅咲き」な選手だ。
山梨学院時代にインカレを制してもスケートのできる就職先はなかったそうだ。
スケート部の監督や大学の就職センターでみつけてもらった会社がびっくりドンキーだったという。

アイスホッケーで有名な王子製紙。
宮部保範氏やリレハンメル五輪の銅メダルコンビ堀井学氏、山本宏美氏(2人とも昨日TBSで解説していたあの人だよ)も所属していた1935年から活動していた名門だったが、2002年をもってそのスケート部の長い歴史を閉じた。

1998年の長野五輪のときに清水宏保や島崎京子(500m5位)が所属していたのが三協精機。
今は日本電産の傘下に入り、日本電産サンキョーと名前を変え、加藤条治や吉井小百合が所属している。

現参議院議員の橋本聖子氏や岡崎朋美が所属しているのが富士急行。
競技成績が人事にも反映する富士急では、岡崎朋美は富士急本社では課長代理、富士急ハイランドでは課長の筈だ。
トリノ五輪4位の報償で部長代理になるだろうから見ててごらん。

さて清水宏保だが、長野五輪で金メダルを獲ったのち、三協精機を退社。
現在はNECと単年の社員契約をしている。
完全なプロ契約ではなく、成績によるボーナスはない。
ほかにも、JAL、オンワード、本田技研、森永など数社とスポンサー契約をしている。
さすが2大会連続メダリスト、1億円くらい稼いでるの?
と思いきや、例えばスケート部のある企業に属していない清水はトレーナーも自腹を切る。
海外へも帯同すると、日当は約5万円、滞在費、飛行機代も清水が持つ。
いわば高橋尚子のチームQと同様、経費も莫大な額になっている。
スケート王国オランダでは超有名人、オランダからCMのオファーも来たが、前例がなくうまく行かなかった。
「貯金ができるような状況じゃない」本人談だそうだ。

●スピードスケート選手の所属先
1998年長野五輪 スピードスケート選手20名
富士急行4、三協精機3、王子製紙2、佐田建設2、ミサワホーム、西武鉄道、コクド、東芝、アルピコ、日本ニュクリアフュエル、学生等

2002年ソルトレークシティ五輪  スピードスケート選手20名
富士急行6、三協精機2、コクド2、NEC、橋本聖子事務所、PJM、メッツ、アルピコ、苫小牧臨床検査センター、学生等

2006年トリノ五輪 スピードスケート選手19名
日本電産サンキョー4、富士急行4、アルピコ2、チームディスポルテ2、NEC、びっくりドンキー、ダイチ、緑陽会、学生等

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February 03, 2006

仙台スタジアム命名権売却でユアテックスタジアム仙台に

仙台市は31日、サッカーJ2仙台の本拠である仙台スタジアムの命名権(ネーミングライツ)を電気設備工事会社ユアテック(本社・仙台市)に売却することを決めた。契約期間は3年間で契約金は7000万円。スタジアムの新名称は「ユアテックスタジアム仙台」(略称・ユアスタ)とし、3月1日から使用を始める。スタジアムは年間約1億円の赤字となっており、同市は契約金を管理運営費にあてる。

気をつけていただきたいのは、このはなしは仙台スタジアムのことであり、2002W杯で日本がトルコに敗れたスタジアム 宮城スタジアムではない。
仙台スタジアムは収容人数19,694人の球技専用競技場である。
2002W杯の際には、イタリア代表チームが仙台市をキャンプ場にし、ここを練習場とした。

東京スタジアムが2003年から味の素スタジアム。
横浜国際競技場が2005年から日産スタジアム。
千葉市蘇我球技場が竣工してすぐフクダ電子アリーナ。
日本でも命名権が一般化してきているが、最も古い日本国内での大規模スタジアムの命名権売却は(神戸グリーンスタジアム→Yahoo BBスタジアム 04年で終了)である。

命名権はサッカー競技場や野球場の名称に企業の社名や商品名をつけられる権利のことをいう。
70年代に米国で生まれた。施設所有者らは名前をつける権利を売ることで、施設運営費などを稼ぎ出す。
施設を所有する企業や利用企業の社名が球場などについている例は日本でもあるが、命名権ビジネスではまったく関係ない企業の社名がつくところが特徴だ。

現在、命名権によるスポンサー名が付けられている競技場にはこんなところがある。

●野球場
フルキャスト宮城(仙台市) 2億円/2年
インボイスSEIBUドーム(所沢市) 5億円/2年
スカイマークスタジアム(神戸市) 2億円/3年
ヤフードーム(福岡市) 25億円/5年

●球技場
味の素スタジアム(調布市) 12億円/5年
日産スタジアム(横浜市) 23億5,000万円/5年
フクダ電子アリーナ(千葉市) 5億円円/5年半
ユアテックスタジアム仙台(仙台市) 3年/7000万円

2002W杯のときに作られた競技場の維持費はどこも厳しく、日本ハムの本拠地になっている札幌ドームを除くと軒並み赤字運営になっている。
唯一の九州の競技場だった大分総合競技場(愛称ビッグアイ)の命名権は、年額約1億円、5年程度の契約を希望し、昨年11月1日から30日まで募集していたものの、申込期限を過ぎても応募がなかった。

ビッグアイはサッカーのJリーグ1部、大分トリニータの本拠地だが、年間2億円以上の赤字が続き、Jリーグ開幕前の契約を目標に募集を続け、額の引き下げなども検討しているようだ。
また、Jリーグで年間観客動員数1位を誇るアルビレックス新潟のホーム戦を中心に年間100万人の入場者を集めている新潟スタジアム(愛称ビッグスワン)ですら、維持費や人件費がかさみ、04年度は2億4000万円の営業赤字を出している。

このため、新潟県はビッグスワンの命名権を売却すると発表。年間1億2000万円以上で、5年以上の契約を条件とし、大手広告会社数社を通じて企業を募集し、新名称は2006年度から導入としている。

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January 25, 2006

オリンピック選手の皆さん ブログには注意しましょう

JOCがトリノ五輪選手団でブログを開設している選手に注意を呼びかけている。
これはIOCが五輪憲章で選手に五輪期間中のジャーナリスト活動を禁じており、違反すれば資格を取り消される恐れがあるからだ。

2004年のアテネ五輪のときにはこんなことがあった。

読売新聞は、柔道男子60キロ級で3連覇を達成した野村忠宏の手記の形式をとった記事を掲載した。
野村が奥さんに感謝の気持ちを表すという内容で、同選手のサイン付きで8月15日付朝刊に掲載されたものだ。
JOCは、五輪憲章に抵触する恐れがあると読売新聞に今後同様の記事を掲載しないよう申し入れをした。
これに対し、読売新聞は「今後、注意をする。同様の記事の記載は行わない」とJOCに回答をした。

読売新聞はアテネ五輪の前からJOCのスポンサーを務めている。
その関係で許されると踏んでいたか、五輪憲章を知らなかったか定かではないが、「野村手記」以降JOCの対応は厳しくなっている。

さらに遡れば、1992年のバルセロナ五輪、陸上走り幅跳びと4×100リレーで金メダルを獲ったカール・ルイスが開会式の際、場内に持ち込んだ携帯電話で新聞社に感想を寄せたことでIOCからUSOCが注意を受けている。
この「ルイス事件」以降IOCは選手のジャーナリズム活動に敏感になった。

実は、トリノ五輪選手団の中には現役新聞記者の中山英子がいる。
信濃毎日新聞社に勤務する中山は、長野五輪を取材して五輪選手をめざしたというスケルトンの選手だ。
選手村の様子、競技前後の心境、ジャーナリストならではの文章が伝えられたであろうが、それも叶わないとは少し残念な気もする。

一方、モーグルで3度目の五輪出場を果たした上村愛子、彼女のブログteam-aikoでは、上村本人が書き込めない五輪期間中は、栄養士である上村の実母、圭子さんが食事内容や体調を書き込んで、サイトの魅力を保てないかと思案しているという。

五輪憲章自体が時代にマッチしていなく、どこまでがジャーナリスト活動とされるか明確な基準がないまま自主規制を呼びかけているのが現状のようだ。
五輪期間中に書き溜めたものを閉会後にエントリーすることもシロクロつけることが難しい。
いまや商業主義の権化のような五輪なのに、ひどく時代錯誤的なはなしだ。

●参考記事
上村愛子の小口スポンサーは数10万円から

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January 11, 2006

とかく五輪はカネ次第 スポンサー様万歳

長野五輪の年に「ジッパーアイが表彰台に上るのを見たくない」とヨーロッパジャンプ界の実力者が話した、という話を昨日書いた。これを聞いたのはSAJの役員の方なので間違いないはなしだ。
こうした露骨な人種差別発言はスポーツ界にいくらでもある。

ヨーロッパ人は、スキー競技が自分たちの文化だという自負がある。
先に開催されていたジャンプ週間は、もともとドイツとオーストリアによる対抗戦をその起源とする。
観客は延べ20万人以上、ドイツのテレビ視聴率は40%を記録するというから、その関心の高さは、日本でいえばサッカーW杯の予選並みということになる。
最新の数字ではないのだが、W杯ジャンプの放映権を持っているドイツの民放は、ドイツスキー連盟と3年間で4850万マルク(約26億7800万円)の放映権契約をしていたそうだ。
こうしたテレビ放映権の圧力がスポーツのルールを変えてきている。
極端な言い方をすればドイツのテレビ番組の視聴率のために、ルール改正=日本叩きにあったのだ。

ジャンプ選手のスキー板が長野五輪以降、身長+80センチから身長の146%に変更された。
長身選手がより有利な長い板をはくことができるようになった。ヨーロッパ選手に比べて背の低い日本人を集中的に狙ったルール改正だ。
大昔は身長+85センチの時代もあった。が、V字ジャンプが普及し、5センチ短くなり80センチに、そして146%ルールの導入に至っている。

ルールが改正されたばかりの頃、原田雅彦は雑誌「ナンバー」の中でこんな例えをしている。「短い板はショートアイアン。扱いやすく、ミスの確率は低いけれど、飛距離には限界がある。長い板はロングアイアン。使いこなすことは難しいけれど、練習を重ねていけば、ロフト通りきちんと当たるようになる」。
ただし、ルール改正は様々なところにも及び、体重制限ルールも適用されている。 これは体重を軽減する為に選手達が行う過剰なダイエットを止めさせるためのルールで、身長に対しての下限体重制限を決められた。このため、体重不足で失格になる選手も出た。

64さらにジャンプスーツも、例えば長野五輪の頃は、ふっくらとしたスーツを誰もが着ていた。風を受けやすいものが採用されていた。
が、現在の規則では、身体にフィットしたものに制限され、さらに首周りのゆとりすら認められなくなった。