バレーボール

September 17, 2015

なんだかおかしいバレーボール世界ジュニア選手権

男子バレーに注目が集まっている。
女子に続いて開催されている男子のW杯バレーで、全日本が健闘している。
7戦して5勝2敗。
1995年大会で7勝を挙げており、そのときに次ぐ5勝目だそうだ。

ほとんどニュースになっていないが、この時期バレーボールの(公式な)国際試合が並行して行われている。
一つはプエルトリコで行われている女子の世界ジュニアU20選手権、もう一つはメキシコで開催中の男子の世界ジュニアU21選手権だ。

男子の世界ジュニアに問題がある。

昨年10月 世界ジュニアの予選を兼ねたアジアジュニア選手権がバーレーンで開催された。
アジア代表として、世界ジュニアに進めるのは上位4か国。

18thasiajr

まず参加資格
1995年1月1日以降に生まれた者とある。
現全日本の選手でこれに該当する選手が2人いる。
石川佑希と高橋健太郎だ。
このときの全日本ジュニアに石川、高橋はレギュラーとして参加している。
石川がいるのだから、アジアを勝ち抜くくらい楽なもの、そのときは本当にそう思っていた。
が、なんとクォーターファイナルラウンド(1-8位決定戦)で韓国にストレートで敗れた。
5-8位決定戦に回り、カタール、台湾に勝利し、何とか5位で大会を終えた。
世界ジュニア出場はならなかったのだ。

最終順位
1位: イラン
2位: 中国
3位: 韓国
4位: バーレーン 以上世界ジュニア出場権獲得
5位: 日本

ところが、今年の7月になってJVAのサイトにこんなインフォメーションが載せられた。

全日本ジュニア男子チームは、昨年2014年にバーレーンのマナーマで行われた第17回アジアジュニア男子選手権大会(U-20)で5位となり、アジア代表としての出場権を獲得できませんでしたが、メキシコと大陸代表を除いてFIVBジュニア男子世界ランキングで上位6チームに入ったため、本大会の出場権を獲得しました。

なんと、アジアジュニアから出場権を得たのはイランと中国のみ。
日本は世界ランキングで、韓国とバーレーンを上回り出場権を得たという。

http://www.fivb.org/en/volleyball/VB_Ranking_U21_2014-12.asp

おいおい、話が違うじゃないか。
アジアジュニアの上位4位という当初のルールはいったいどこへ行ってしまったのか。
しかもこの世界ランキングは、各大陸選手権(日本の場合は2014年のアジアジュニア)の結果よりも、2013年に行われた世界ジュニアの順位にウェイトが置かれている。

ということは、前回の世界ジュニアに出ていない国は、ランクが低くなる。
2013年世界ジュニアで日本は10位、韓国、バーレーンは出場できていない。
そのため、日本が出場権を得たようだ。

スポーツにルールはつきものだが、このケースは途中で勝手にルールが変えられている。
いつものように日本が元凶になって、世界のバレー界が歪められている。


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October 08, 2014

世界バレーの謎

イタリアで女子の世界バレー選手権が開催中だ。
と言っても全日本は2次リーグで敗退、7位タイで競技を終了している。
前回大会の4年前は、日本開催で3位に入り、32年ぶりの銅メダルを獲得と騒がれた。
今年のテーマは「世界一にチャレンジ」ということだったが、1次リーグに中国にフルセットで敗れたことが致命傷となりメダル争いに加わる前に姿を消した。

独占放送権を持つTBSは、夕方から23時頃までアジア大会の中継をし、ニュース23を挟んで午前零時頃から世界バレーの日本戦を生中継するというスケジュールを取った。

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そう。
イタリア開催であるにも関わらず日本時間の0時前後、イタリア時間の17時前後から、連日日本の試合があったのだ。
唯一の例外は対イタリア戦。この日のみは午前3時から(イタリア時間の20時から)の試合だった。
日本時間の0時であれば、深夜や昼間に比べれば見てくれる人も多いだろう。
試合時間が約2時間として、終了時刻は午前2時頃。
毎晩付き合うのは無理としても、対戦相手によっては起きている、という人もいたのではないか。

フジテレビの藤山太一郎氏は、大会期間中にこういったツイートをしている。



要するに1次リーグの17時から試合というのはもちろん、2次リーグ以降はもTBSの意向で開催国のイタリア戦以外は、試合時間は動かせたという事。
フジテレビの人がなぜTBSの事情をツイートするかというと、来年はW杯バレーがあり、フジが中継をする。
TBSとフジテレビはバレーボールでは映像を貸し借りするなどの友好関係にあるのだ。

開催国イタリアは常にイタリア時間の20時から試合開始。
おそらくは、イタリアでもこのくらいの時刻がゴールデンタイムで、テレビ観戦がしやすい時間なのだろう。

一方で、アジアから参加した4か国の中で唯一3次リーグに駒を進めた中国は、午前10時半からの試合もあれば20時からの試合もあった。
コンディション作りには苦労しただろう。
けれどもこれが普通の海外での大会だ。


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June 11, 2012

男子バレー ロンドン五輪最終予選雑感

4年前のOQTで16年ぶりに五輪出場権を手にしたバレーボール全日本男子。
北京五輪の初戦でイタリアと対戦した。
その2か月前のOQTでは、歴史に残る接戦を演じた両国だったが、日本はあっけなく1-3で完敗した。
すると植田監督は

「このオリンピックは若手育成の場とする」

と言い放ち、ちぐはぐな采配を見せ始めたのだ。
ここが、植田氏の迷走の始まりだったのではないだろうか?

若手とは、当時まだ大学生だったあの2人の選手なのだが、五輪の試合は、その時点で出来る限りのことをすべきであって、「若手を育てる試合」では決してない。

「若手を育てる」が協会上層部からの指示だったか、監督自身の意志だった不明だが、植田監督は大会前の「メダル狙います」から急に方向転換をする。

指揮官の大会途中の発言のぶれは、選手との確執のもとになった。

29歳になり、北京五輪に懸けていた山本隆弘選手は、その無念さを自身のブログに吐露していた。
まとまりのない全日本は結局0勝5敗、獲ったセットは僅かに4セットに過ぎなかった。
8回目の五輪出場にして、初めて1セットも獲れずに五輪を終えた。

4年後、2人の若手は全日本の中心選手にはなったが、結局ロンドン五輪出場を果たすことはできなかった。

アジア5カ国の中で3位に終わった全日本。
2011年のアジア選手権ではインドにも敗れ、5位に低迷する。
今回のアジア3位は、ホームで実力以上のものを発揮できたのではないか。
決して、コートの上に魔物はいなかったのである。


植田JAPANのアジアでの戦績
植田体制になって2005年に10年ぶりにアジアを制し、2008年までは順調に行っていたかに見えたが、その後は、順位よりもちぐはぐさが目立った。

2011年アジア選手権
①イラン②中国③韓国④オーストラリア⑤日本

2010年アジア大会
①日本②イラン③韓国④タイ⑤中国

2009年アジア選手権
①日本②イラン③韓国④中国⑤カザフスタン⑥インドネシア⑦オーストラリア

2007年アジア選手権
①オーストラリア②日本③韓国④中国⑤イラン

2006年アジア大会
①韓国②中国③サウジアラビア④カタール⑤日本⑥イラン

2005年アジア選手権
①日本②中国③韓国④インド⑤タイ⑥イラン⑦カタール⑧オーストラリア


●参考記事
子バレー植田辰哉監督続投を考える

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December 06, 2011

男子バレー植田辰哉監督続投を考える

男子バレーがW杯で2勝しかできなかった。
史上最低の10位(12か国中)で、さらにその前のアジア選手権でも5位と惨敗していても、監督の植田辰哉氏が解任されることはないという。

植田氏は北京五輪で全敗しても、16年ぶりに全日本を五輪に導いたことを評価され、北京後も続投となった。
女子の真鍋政義氏も同様で、2人は4年間の契約を結ぶ、ロンドン五輪終了までがその任期だ。
ただ、丸々4年間を任せるのではなく、2010年の世界選手権で「その契約を見直す」とあった。

世界選手権で女子は32年ぶりのメダルを獲得し、真鍋氏は文句なく続投。
植田氏率いる男子は、昨年のイタリア世界選手権の1次ラウンドでイタリアとイランに敗れエジプトに勝って辛うじて2次ラウンドに進出したものの、アルゼンチンとフランスに完敗して2次ラウンド敗退、24か国中13位タイという成績を残した。

世界選手権で勝った国、負けた国に注目して欲しい。
今回のW杯でも、フランス(出場していない)を除いて対戦し、その勝ち負けは全く変わっていないのだ。
190センチ前後の日本が、2m以上が普通の外国勢とまともに打ち合って勝てるわけがない。
なのに工夫が全くない。
ジャンプサーブもレシーブも肝心なところで必ずミス、植田氏から適切な指示が出ないのは、全く世界選手権もW杯も同じだ。
では、何故植田氏は続投となったか?
世界選手権に続いて行われた広州アジア大会で、日本が思いがけなく優勝したからだ。

アジア大会の日本は、2次ラウンドでインドに2-3、韓国に1-3に敗れ、F組4か国中3位で決勝トーナメントに辛うじて進出した。
ところが、準々決勝では中国に3-0、準決勝で韓国に3-2、決勝でイランに3-1で勝ち、金メダルを獲ってしまった。
そこが評価されて植田氏続投になったと思われる。
だが、ここでもよく見て欲しい。
アジア大会の2次ラウンドで負けたインド、韓国には今年のアジア選手権でも同じような形で敗れているのだ。
素人目に見ても、2年続けて世界の強豪どころか、同じアジアのライバル国にも負ける植田ジャパンに、来年6月の世界最終予選までに成長する余地があるとは思えない。

今回のW杯で2位になって五輪出場権を手にしたのはポーランド。
ポーランドは2010年の世界選手権では、日本と同じ13位タイに甘んじたチームだ。
ところが、今年2月からポーランド代表を率いた監督はイタリア人のアンドレア・アナスタージ氏。
アナスタージ氏は、北京五輪の最終予選でイタリア代表を率いた人物といえば思い出す人もあるかもしれない。
そのアナスタージ監督の下ポーランド代表は、今年欧州選手権3位、ワールドリーグ3位、そしてW杯では2位に入った。
ポーランドは1976年のモントリオール五輪の金メダル国。
が、その後の世界の趨勢からは乗り遅れ、五輪には出たり出なかったりを繰り返していた。
いわば日本と似たところがある。
監督を変えたことによって再生できたよい例とはならないだろうか。
ポーランドは2014年の世界選手権開催が決まっており、ロンドン五輪でも古豪復活となりそうだ。

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November 23, 2011

木村沙織と清水邦弘 同学年の二人にどうしてこんなに差がついたのか?

かつて、全国都道府県対抗中学大会=JOCカップというバレーボールの大会があった。
今からちょうど10年前のこの大会でMVPを獲ったのは、女子が木村沙織(成徳学園中)、男子が清水邦広(福井・美山中)である。

あれから10年、木村沙織は日本のエースどころか世界屈指の選手になった。
一方の清水は日本のエース(ポジション的にはオポジット)だが、アジア5位のチームのエースに過ぎない。
10年前の木村の身長は180cmというからこの10年間に5~6㎝伸びている。
清水の当時の身長は191cmだから現在(192cm)とほぼ同じ。
技術も10年前と変わっていないのではないかと思ってしまう。

たとえば女子の最終戦 日本対アメリカ戦 競った場面でこういったシーンがあった。
木村がスパイクで連続得点するのだが、1点目は手のひらが上に向くほどの回内(右手の場合、外側を向いていた親指が腕を捻る事によって、内側に向く状態)で超インナーを抜いて得点。
次は2枚ブロックを付かれたため1本目はリバウンドとって、2本目にフェイントで点を取った。
もともと高い技術を持つ木村だが、年々上げてくるそのレベルに舌を巻く。

一方の清水だが、相手のブロックが揃っていようがいまいが、力任せにぶち当て、シャットアウトを食らう繰り返し。

この差はどうして付いてしまったのだろうか。
バレーセンスといってしまえばそれまでだが、木村の場合は多くの経験を糧にするというひたむきさが為せたことだろう。
清水もあの身体を見れば相当なウエートトレーニングをしていることは想像できるが、少しベクトルの方向を直すことも必要ではないか。

それにしても男子は、ネット際のボール処理が雑だ。
スパイクのブロックアウトや、ブロックの端や先っぽ狙ってワンタッチを取る技術すらできないのでは、五輪出場権を競うレースのスタートラインにすら付く資格はない。

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November 22, 2011

田中JAPANに似ている植田JAPAN

男子バレーのW杯は今日3試合目を迎える。
これまでイランに1-3、アルゼンチンに2-3で敗れ、勝ち点は1。
日本以外の11カ国のすべてが日本よりも上位ランキングであることから、1勝もできないのではないか?といわれていたが、その可能性も否定できない。

現在の全日本監督の植田辰哉は、田中幹保の後を受け、2004年から監督を務めている。
この間アジア選手権は2005年優勝、2007年2位、2009年優勝、アジア大会も2010年に優勝。
そして2008年には男子全日本を16年ぶりの五輪に導いた。

が、このあたりから歯車が狂いだす。

北京五輪では選手起用、采配が悪く、1勝もできずに11位タイ。
今年イランで行われたアジア選手権ではインドや2軍に近い韓国に敗れ5位に沈んだ。
W杯前にはイタリアで単身活躍する越川優を全日本から外し、実績の乏しい八子大輔を加えた。
そして開幕。サーブ、レシーブにミスが多い中、早い攻撃を要求する余りセッターのトスが低くなり、スパイクミスを誘うか、相手のブロックにぶち当たる。

さらにレギュラーで活躍する選手の中に眉毛を抜いている選手がおり、顔を見るだけで応援しようという気力が萎える。


8年前の男子バレーもこれに近い雰囲気だった。
このとき監督を務めていたのは田中幹保。
自身は1976年、1984年とニ度の五輪をエースで参加した実績があるが、人を指導するのは苦手らしい。
自主性に任せるとでもいうのだろうか、練習でも、試合でも指示を出さない、語らない。(このあたりは植田とは違うのかもしれない)

2003年のアジア選手権では韓国、イランどころかインド、パキスタンにも敗れる醜態を見せ史上最低の6位。
当事者意識の薄い日本バレーボール協会も、W杯開幕を前に重い腰を上げた。
強化委員長だったミュンヘン五輪金メダリストの一人森田淳悟。
「緊急事態なので私が監督になって強化に当たりたい。今のチームより、みなさんに感動を与えられると思う」
とまで言い、田中を降ろそうとした。
ところが、森田が総監督を務める日体大バレー部が、全日本大学選手権で不正抽選を行っていたことが発覚、森田は協会に進退伺を提出、田中降ろしはできなくなった。

W杯では田中が引き続き監督を務め、開幕からエジプト、中国、カナダに3連勝するも、その後8連敗し9位に終わった。
田中JAPANのさらに下を行きそうな植田JAPANだ。

20032007


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November 26, 2010

男子バレー決勝は 日本対イラン

広州アジア大会 今日は男子バレーの決勝が行われる。
カードは日本対イラン。

9月にイタリアで行われた世界バレーの1次ラウンドで顔を合わせ1-3で日本が敗れた相手だ。

イラン3 - 1日本 15-25 25-17 26-24 25-23

イランはこのとき、世界バレー初勝利。
日本は雪辱を果たせるだろうか。

<世界バレー2010>
イラン:1次ラウンド敗退
日本:2次ラウンド敗退13位タイ


Men2010

●参考記事
広州アジア大会のバレーボールは?

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November 16, 2010

広州アジア大会のバレーボールは?

世界バレーとアジア大会はともに五輪の中間年に開催される。
しかも開催期間は近いことが多い。
そのためアジア大会のバレーボール競技には思わぬことも起こりうる。

▼2006年 ドーハアジア大会
この年の世界バレーで男子全日本は8位(24カ国中)とホームの利を生かして好成績を残した。
世界バレーに出場した国は、アジア大会ではシードされ8強から競技に参加した。
日本の初戦はサウジアラビア。
近年バレーボールにも力を入れていたが、この当時のFIVBランキングは日本10位に対し、サウジは最下位の106位。
普通にやれば負ける相手ではない。
が、世界バレーの直後で全日本は集中力が欠けていたのか?0-3のストレート負けを喫した。
その結果5-8位決定戦に回ることになり、結局5位。
世界バレーの健闘も帳消しにする大惨敗だった。

▼2002年 釜山アジア大会
この年はアジア大会と世界場レーの日程が見事に被ってしまった。
そのため世界バレーには全日本が出場し、アジア大会には全日本Bが派遣された。
結果、全日本Bは銅メダルを死守。
この全日本Bのコーチだったのは現全日本監督の植田辰哉氏。
選手には長い間全日本で活躍し、最後の代表となった泉川正幸、新鋭山村宏太、そして高校3年だった越川優も含まれていた。

こういうときアジア大会の開催国である韓国は、世界バレーは辞退し、アジア大会に集中する。
世界選手権で上位にいける可能性は少なく、逆にアジア大会で優勝できればは徴兵免除となるためだ。

▼1998年 バンコクアジア大会
この年の世界バレーは日本開催だったにも関わらず、史上最低の15位(24か国中)に終わった。
全日本のセッターは現女子監督で当時35歳だった真鍋正義氏。
ほかにも現在はビーチバレーで活躍する朝日健太郎やイタリアでもプレーした加藤陽一などがいたが惨敗だった。
その落ち込んだ雰囲気のままアジア大会に向い、史上初めて台湾に敗れ4位に終わった。

さて、今年の広州アジア大会だが、世界バレーで2次ラウンドで敗退した男子は、このときのメンバーを少し入れ替えた陣容。
女子は、世界バレーで銅メダルを獲った全日本は参加せず、全日本Bが出場している。
こちらのチームの注目は木村沙織の妹でリベロを務める木村美里19歳。
185cmの姉に対し、美里は161㎝。
姉妹で20㎝以上身長が違うのも面白い。


●参考記事
お疲れ様 女子バレー今年の最終戦

●世界バレーとアジア大会の比較
2006年
ドーハアジア大会
男子)①韓国②中国③サウジ④カタール⑤日本
女子)①中国②日本③台湾④タイ⑤韓国
世界バレー 
男子)開催国:日本
日本8位 中国・韓国17位T イラン・カザフスタン21位T
女子)開催国:日本
中国5位 日本6位 台湾12位 韓国13位T カザフスタン17位T

2002年
釜山アジア大会
男子)①韓国②イラン③日本④中国
女子)①中国②韓国③日本④カザフスタン
世界バレー
男子)開催国:アルゼンチン
日本9位T 中国13位T カザフスタン19位T
女子)開催国:ドイツ
中国4位 韓国6位 日本13位T タイ17位T

1998年
バンコクアジア大会
男子)①中国②韓国③台湾④日本
女子)①中国②韓国③日本④タイ
世界バレー
男子)開催国:日本
韓国13位T 日本・中国15位T
女子)開催国:日本
中国2位 日本7位 韓国8位 タイ15位

1994年
広島アジア大会
男子)①日本②中国③韓国④カザフスタン
女子)①韓国②中国③日本④タイ
世界バレー
男子)開催国:ギリシア
韓国8位 日本9位T 中国13位T
女子)開催国:ブラジル
韓国4位 日本7位 中国8位

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November 15, 2010

女子バレー 3位決定戦視聴率は20.5%

世界バレーの最終日、日本が32年ぶりのメダルを獲得した米国との3位決定戦のテレビ中継(TBS系)の平均視聴率は20.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。
瞬間最高視聴率は35.9%。
また、日本がブラジルに惜敗した13日の準決勝のテレビ中継(同)は平均21.6%、最高29.1%だった。

スポーツ番組が押し並べて高い視聴率が獲れなくなっている今の時代、20%を超したことは特筆に価するのではないか。

今年の日本シリーズ ロッテ対中日とほぼ同じ数字だ。

日本シリーズ
第6戦 
平均視聴率も18・9% 瞬間最高視聴率27・9%

第7戦
平均視聴率20・6% 瞬間最高視聴率34・1%
(中継はいずれもフジテレビ)


●参考
第86回箱根駅伝
往路 1月2日(土) 27.2%
復路 1月3日(日) 27.9%
(中継はいずれも日本テレビ)

バンクーバー五輪
開会式 2月13日(土) 25.4%
フィギュア女子フリー 2月26日(金) 36.3%
女子チームパシュート決勝 2月28日(日) 20.5%
(中継はいずれもNHK)

FIFA W杯
日本対パラグアイ 6月29日(火) 57.3%
日本対カメルーン 6月14日(月) 45.5%
日本対オランダ 6月19日(土) 43.0%
日本対デンマーク 6月25日(金) 30.5%
(中継はオランダ戦はテレビ朝日 デンマーク戦は日本テレビ 他はNHK)

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November 14, 2010

日本バレー惜敗 ソウル五輪の準決勝を思い出した

今日の世界バレー日本対ブラジルの試合を見て思い出した試合がある。
ソウル五輪の準決勝ペルー戦だ。

ソウル五輪の日本は、初戦でソ連に3-2で辛勝するも、2戦目の東独戦は2-3で惜敗する。
準決勝を掛けた地元韓国戦には3-1で勝ち、準決勝進出を決めた。
準決勝の相手はペルー。

4年前のロス五輪では3位決定戦で対戦し日本が勝利、銅メダルを決めた。
(結局これが女子バレー最後のメダルになるのだが・・・。)

ソウル五輪のペルー戦、日本は1、2セットを落とし、ペルーに先行を許したが、よく粘り3、4セットを奪い、フルセットに持ち込んだ。
そして最終セットも12-9とリードしながら、勝負をあせって逆転された。

もうひとつの準決勝はソ連が中国に勝ち、銅メダルをかけた中国との一番で日本は完敗する。
日本は、ソウル五輪でのメダル獲得に危機感を持ち、引退していた丸山由美(旧姓江上)を現役復帰させたが、メダル死守はならなかった。
以後、五輪・世界選手権で日本が準決勝にすら進むことは2010年までなかった。

ペルー3(15-9 15-6 6-15 10-15 15-13)2日本
▲今見ると面白いスコアだが、もちろんラリーポイント制以前のサーブ権式での試合だ。

ペルーは地元開催の1982年の世界選手権で準優勝(日本4位)、86年3位、そしてソウル五輪では決勝でソ連に敗れたが銀メダルを獲得した。
1960年~70年代には加藤明氏(故人)、80年代には韓国人の朴万福氏が監督を務めた影響が大きく、南米には珍しく拾ってつなぐバレーをした。

予選リーグ
日本○3-2●ソ連
東独○3-2●日本
日本○3-1●韓国
準決勝
ペルー○3-2●日本
3位決定戦
中国○3-0日本

最終順位
①ソ連②ペルー③中国④日本

全日本メンバー
大林 素子、川瀬 ゆかり、佐藤 伊知子、杉山 明美、杉山 加代子、高橋 有紀子、滝澤 玲子、中田 久美、廣 紀江、藤田 幸子、丸山 由美、山下 美弥子

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